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2025.12.20(土)

特集 コラムニュース記事一覧

今日もどこかで情報漏えい 第42回「2025年10月の情報漏えい」永遠に不滅のダブルチェック神話 画像
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今日もどこかで情報漏えい 第42回「2025年10月の情報漏えい」永遠に不滅のダブルチェック神話

10 月に最も件数換算の被害規模が大きかったのは、スターバックスコーヒージャパン株式会社とBlue Yonder社による「新たに約 40,700 名分の従業員 ID 漏えいが判明 ~ スターバックスが利用するシフト作成ツールへ不正アクセス」の約 72,200 名だった。

今日もどこかで情報漏えい 第41回「2025年9月の情報漏えい」不正持ち出し情報を入手して特殊詐欺グループに提供 上流下流すべて真っ黒 画像
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今日もどこかで情報漏えい 第41回「2025年9月の情報漏えい」不正持ち出し情報を入手して特殊詐欺グループに提供 上流下流すべて真っ黒

 ありふれたメール誤送信だが静岡県の再発防止策はひと味違っていた。委託先事業者に対し「緊急の連絡事項が生じた場合であっても、複数人で対応できない時間外等にはメール送信を行わないことを徹底」したとのことだ。ダブルチェックにかける安全神話的なものを感じる。これでチェック漏れがなくなるという保証など何もないからだ。

今日もどこかで情報漏えい 第40回「2025年8月の情報漏えい」個人情報が借金の担保になることが実証か 画像
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今日もどこかで情報漏えい 第40回「2025年8月の情報漏えい」個人情報が借金の担保になることが実証か

 2 件目はジブラルタ生命保険株式会社の奈良支社に所属していた元営業社員が、在籍時に担当していた顧客情報を持ち出した疑いが判明したというものだ。この元営業社員は、持ち出した顧客情報を金銭貸借の担保として無登録の金融業者に提供した疑いもあるとのこと。

今日もどこかで情報漏えい 第39回「2025年7月の情報漏えい」同僚の人事情報を盗み見る対価 画像
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今日もどこかで情報漏えい 第39回「2025年7月の情報漏えい」同僚の人事情報を盗み見る対価

 1 件目は、奈良市 道路維持課 主務の技術職員(35歳)が、少なくとも計 31 回にわたって人事課などの職員になりすまし、人事データやメールのやり取りなどを閲覧する不正アクセス行為を行ったことへの処分だ。本連載でも何度もくり返し取り上げているが、やはり同僚の人事情報というのは、停職処分を喰らってでも覗きたい抗いがたい魅力があるものなのだろう。

今日もどこかで情報漏えい 第38回「2025年6月の情報漏えい」7月11日に求刑通り有罪判決 画像
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今日もどこかで情報漏えい 第38回「2025年6月の情報漏えい」7月11日に求刑通り有罪判決

 6 月に最も件数換算の被害規模が大きかったのは、損害保険ジャパン株式会社による「損害保険ジャパンへの不正アクセス、顧客や代理店のデータが漏えいした可能性を否定できず」の 約 9,040,000 件 だった。日本の首都である東京23区の人口 973 万人に迫り、あと少しで大台の 1,000 万人に手が届きそうな、まさに日本一と言っても過言ではない立派な数字である。

ここが変だよ日本のセキュリティ 第 50 回「内部不正から始まる異世界生活」(後編) 画像
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ここが変だよ日本のセキュリティ 第 50 回「内部不正から始まる異世界生活」(後編)

 今回は、内部不正の最大の要因「動機」について解説します。いかに内部不正が人類の歴史と共にあり続けたか、古からのキリスト教の7つの大罪をもとに分析する分かりやすい。人の欲望というのは、科学や文明が発達しても変わらないもんだ。中編で解説した不正のトライアングルそれぞれの対策も、教科書的なモノではなく、現場のリアル的なものを提示しますよ!

今日もどこかで情報漏えい 第37回「2025年5月の情報漏えい」やる気満々に誓約書は無力 画像
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今日もどこかで情報漏えい 第37回「2025年5月の情報漏えい」やる気満々に誓約書は無力

 5 月に最も件数換算の被害規模が大きかったのは、株式会社保険見直し本舗グループによる「保険見直し本舗グループへのランサムウェア攻撃、約 510 万件の顧客情報が漏えいした可能性」の 約 510 万件 だった。

脆弱性診断を盗んだ男 画像
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脆弱性診断を盗んだ男

 「松野?」と厳しい表情に豹変したA社のB氏は記者の目をまっすぐに見てそう問いかけてきた。「松野だと貴様? おまえいま松野って言ったか?」完全にそういうトーンだった。心の中のオートマチック拳銃のスライドが前後して銃弾が薬室に送り込まれ、金属同士が互いに親密に一体となる不吉な音が聞こえたような気がした。

今日もどこかで情報漏えい 第36回「2025年4月の情報漏えい」もはや人の手は借りない メール誤送信 新時代幕開け 画像
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今日もどこかで情報漏えい 第36回「2025年4月の情報漏えい」もはや人の手は借りない メール誤送信 新時代幕開け

 4 月に最も件数換算の被害規模が大きかったのは、インターネットイニシアティブ(IIJ)による「「IIJセキュアMXサービス」に不正アクセス、4,072,650 件のメール情報が漏えいした可能性」の 4,072,650 件だった。しかし、IIJ ではその後情報漏えいの事実が確認されたのは、最初に漏えいの可能性があるとしたメールアカウント 4,072,650 件のうち 311,288 件が該当すると大幅に下方修正した。最大値を速報。インシデント情報共有の見本である。

ここが変だよ日本のセキュリティ 第 49 回 「横領! 一平ちゃん! 2024年はトラスト・ゼロ元年だった!」(中編) 画像
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ここが変だよ日本のセキュリティ 第 49 回 「横領! 一平ちゃん! 2024年はトラスト・ゼロ元年だった!」(中編)

 2024年は金融機関にとって信頼を失いまくった1年だった。前代未聞クラスの内部不正の不祥事が、金融庁、東京証券取引所、野村証券、三菱UFJ銀行、三井住友信託銀行で発生した。これだけの大型不祥事が連続すると、恐怖!機動ビグ・ザムを量産されたみたいな絶望感だよ。インサイダー取引 量産型ビグ・ザムだ。やらせはせん!やらせはせんぞ!!

Non State Actor 図鑑(13)なんでも一見もっともらしく見せる魔法使い ~ 事例主義者 画像
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Non State Actor 図鑑(13)なんでも一見もっともらしく見せる魔法使い ~ 事例主義者

 ちなみに事例主義がもっとも猖獗を極めているのはメディアの報道である。事件や問題が起きると、それが日本全国で起きている、あるいは、その時代や世代に蔓延しているかのような報道になっているような表現をするのは、悪しき事例主義そのものと言える。医療の世界でも同じだ。一定の確率で薬や治療で事故は起きる。しかし事例主義的報道によって、時として薬や治療法そのものへの拒否反応につながる。

「記事を書け」その一言が卒業研究の意味を変えた ~ 私のゴールド・エクスペリエンス・レクイエム 画像
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「記事を書け」その一言が卒業研究の意味を変えた ~ 私のゴールド・エクスペリエンス・レクイエム

 本命だった三社目、ScanNetSecurity からの返答は一向に届きませんでした。ところが、その日の夕方、奇跡が起きました。ScanNetSecurity からの返事が届き、なんと「条件付きで許可する」とのこと。その条件とは、「卒業研究の体験を記事として寄稿すること」。まさに、今この文章を書いていることが、その条件の実行なのです。

今日もどこかで情報漏えい 第35回「2025年3月の情報漏えい」日本の不正アクセス史上最も爽やかなリリース 画像
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今日もどこかで情報漏えい 第35回「2025年3月の情報漏えい」日本の不正アクセス史上最も爽やかなリリース

 岡山県精神科医療センターへはランサムウェア攻撃の調査を専門家に依頼するにあたり、その目的を「つまびらかに事実を記載し、ひとえに今後の対策にとって重要な情報を正確に把握して、公表すること」とし「一切の忖度なしで事実と責任の所在を明確にし、今後の警鐘とすることをお願いし」たとのことだ。

 いろいろ考えさせられる文言である。それは、基本的には、あらゆるフォレンジック調査依頼とはこうした趣旨で行われなければおかしいからだ。とはいえわざわざこんなことを冒頭に書くのは明確に意志を感じた。

今日もどこかで情報漏えい 第34回「2025年2月の情報漏えい」原因はダブルチェック漏れ 今後の対策はダブルチェック強化 ~ イソップ童話? 画像
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今日もどこかで情報漏えい 第34回「2025年2月の情報漏えい」原因はダブルチェック漏れ 今後の対策はダブルチェック強化 ~ イソップ童話?

 さて、この 700 万という全盛期の『週刊少年ジャンプ』の部数をも上回る数字だが、そもそも快活CLUB の会員がこんなにも居たことに改めてびっくりした。SCAN の有料会員もこれだけ居たら、筆者の晩ご飯のおかずが一品増えるのにと悔しさで涙溢れた。それにしても 700 万人という圧倒的な数字の暴力には絶句してしまう。日本の人口の 6 %近くを占め、学校の 1 クラスに 2 人くらいはいる計算だ。

TwoFive メールセキュリティ Blog 第18回「BIMI(ビミ)の新しい証明書 – CMC(コモンマーク証明書)」 画像
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TwoFive メールセキュリティ Blog 第18回「BIMI(ビミ)の新しい証明書 – CMC(コモンマーク証明書)」

 新たに取り扱いを開始したBIMIのロゴの正当性を示す証明書 CMC を自分たちの所有するロゴマークやアイコンを使って発行してみましたので、手続きや VMC と CMC の違いなどをご紹介したいと思います。

ここが変だよ日本のセキュリティ 第 48 回 「銀行横領三姉妹 三女あらわる!」(前編) 画像
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ここが変だよ日本のセキュリティ 第 48 回 「銀行横領三姉妹 三女あらわる!」(前編)

 戦後、銀行から巨額を引き出した代表的な事件は3つあり、それぞれに手口の巧妙さ、横領額の大きさ、人間関係のドラマ性で社会に衝撃を与えています。そのいずれもが女性で、報道で容姿がもてはやされている点が興味深い。もうね、これは、週刊少年ジャンプの黄金期の代表作の一つ、北条司先生の怪盗三姉妹キャッツ💛アイに匹敵します。

Non State Actor 図鑑(12)医療安全保障時代の軍隊 ~ 公衆衛生機関 画像
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Non State Actor 図鑑(12)医療安全保障時代の軍隊 ~ 公衆衛生機関

 疾病地政学とは、相手国に疾病を蔓延させることで混乱と分断を広げることを目的とした実学である。その過程で相手国の国民の多くが疾病で死亡する効果もある。疾病を「兵器」としてとらえ、医療をその「防御」と位置づけ、疾病の蔓延と医療体制の毀損を狙った全領域作戦を実施する。

今日もどこかで情報漏えい 第33回「2025年1月の情報漏えい」爾後ランサムウェア犯を対手(あいて)とせず 画像
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今日もどこかで情報漏えい 第33回「2025年1月の情報漏えい」爾後ランサムウェア犯を対手(あいて)とせず

1 月に最も件数換算の被害規模が大きかったのは、株式会社三恵による「三恵通販サイトに不正アクセス、71,943 名のカード情報が漏えいした可能性」の 292,707 名だった。

Non State Actor 図鑑(11)「オレの自由、お前の服従」非国家地政学的アクターの “元首” イーロン・マスク 画像
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Non State Actor 図鑑(11)「オレの自由、お前の服従」非国家地政学的アクターの “元首” イーロン・マスク

 イーロン・マスクが目指すのは「自由な世界」だ。自由に事業を行い、宇宙を開拓し、人間の脳を改造する。人間の可能性を拡大するのに規制は不要だ。だから世論を操作し、規制の権限を持つ国家を懐柔して同盟関係を結ぶ。多くの民主主義国の企業が規制に苦しむ中、規制を受けない企業は一歩も二歩も先を行くことが出来る。そのために彼は「自由」を大事にする。

Non State Actor 図鑑(10)テロリスト製造器 ~ TikTok 画像
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Non State Actor 図鑑(10)テロリスト製造器 ~ TikTok

 アルゴリズムと不滅の音源という特徴のおかげで、TikTok は「潜在的テロリスト覚醒サービス」となった。その影響を大きく受けたのは TikTok をよく利用している 10 代の若者だった。

今日もどこかで情報漏えい 第32回「2024年に最も読まれたセキュリティ事件・事故・情報漏えい・不正アクセス記事 ベスト10」 画像
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今日もどこかで情報漏えい 第32回「2024年に最も読まれたセキュリティ事件・事故・情報漏えい・不正アクセス記事 ベスト10」

2024 年に取り上げたセキュリティ事故やインシデント記事の総件数は 607 本であった。ちなみに 607 本のほぼすべてを筆者が執筆した。月あたり 50本 程度の漏えい記事が SCAN を彩った訳だ。参考までに 2023 年は 621 本であった。

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「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
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