「SHA-1衝突の実現」に対し、SHA-1電子署名への影響と対策を発表(JNSA) | ScanNetSecurity
2020.10.25(日)

「SHA-1衝突の実現」に対し、SHA-1電子署名への影響と対策を発表(JNSA)

JNSAは、「SHA-1衝突の実現による電子署名への影響と対策」について発表した。

脆弱性と脅威 脅威動向
特定非営利活動法人 日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)は3月2日、「SHA-1衝突の実現による電子署名への影響と対策」について発表した。これは、GoogleがオランダのCWI Instituteとの共同研究により、SHA-1の衝突を初めて実現したというもの。発表に合わせて同じハッシュ値となる異なる2つのPDFコンテンツが提示されており、90日後には同じハッシュ値を持つ異なる2つのPDFを生成するためのコードを公開するともアナウンスされている。

JNSAでは、今回の攻撃についてcryptecから発表された見解に基づいて、SHA-1を利用する電子署名に対する影響と対策を発表している。新たに生成する電子署名については、ハッシュ値が同一になるように生成できる文書には制限があるため、すべての文書について攻撃が可能になるわけではないが、SHA-1の信頼性の低下は看過できないため、SHA-1を使用しないことを推奨している。一方、過去に生成された電子署名については、今すぐに影響が出ることはないものの、将来の攻撃の高度化に備え、長期署名を適用することを推奨している。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

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