アプリケーションの情報漏洩の危険性について認知していない青少年は全体の33%に(総務省) | ScanNetSecurity
2024.07.28(日)

アプリケーションの情報漏洩の危険性について認知していない青少年は全体の33%に(総務省)

 総務省は3日、青少年のインターネット・リテラシーに関する実態調査を実施した結果を、「平成25年度 青少年のインターネット・リテラシー指標等」として取りまとめたデータを公表した。

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「青少年がインターネットを安全に安心して活用するためのリテラシー指標」テスト結果
  • 「青少年がインターネットを安全に安心して活用するためのリテラシー指標」テスト結果
  • 保有するインターネット接続機器(複数回答)
  • 機器別1日の平均使用時間
  • 青少年のスマートフォンのアプリケーションの利用状況
 総務省は3日、青少年のインターネット・リテラシーに関する実態調査を実施した結果を、「平成25年度 青少年のインターネット・リテラシー指標等」として取りまとめたデータを公表した。

 総務省では2011年度から青少年のインターネット・リテラシーを可視化するテスト等を開始。今年度は、全国の高等学校1年生相当(約3500名)に対して、アンケートとともにテストを行った。それによると、青少年全体の正答率は69%と昨年度(67%)より2ポイント上昇した。

 データ面では、スマートフォン保有者は全体の84%と昨年度(59%)より大幅に上昇。また、インターネットに接続する際、もっともよく利用する機器についても、スマートフォンが全体の75%と昨年度(48%)より大幅に上昇した。ネット機器の1日あたりの平均使用時間は、スマートフォン以外の機器は「30分未満」がもっとも多いが、スマートフォンは「2時間以上」がもっとも多かった(56%)。

 アプリケーションのインストール数が10以上である青少年は全体の68%だったが、全体の74%が実際にひと月に1回以上使用しているアプリケーション数は10以下だった。また、アプリケーションの情報漏洩の危険性について認知していない青少年も、全体の33%にのぼった。

青少年のインターネット・リテラシー 総務省調査

《冨岡晶@RBB TODAY》

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