オレが説明すると、柳沢は絶句していた。そりゃそうだ。金科玉条の如く守ってきたルールは実はなんの役にも立たないってわかったんだからな。
柳沢が、いやな笑いを浮かべた。監視カメラで全部わかるわけないだろ。
「それはそうですが…そんなことをする人間とは思えません」 柳沢は、言い終えるとくすりと笑った。意味もなく笑うってのは、いやなクセだ。なんでこんなへらへらしたヤツが、緊急対応してるんだ?
「毎年、世界中の優秀なハッカーが集まるDEF CONで、本当に頭脳明晰な人々を充分に魅了できる、そんなバッヂを作成するのが私の任務だ。それは簡単に解ける謎であってはならない」と Ryan 氏は語った。
お前の推理なんかいらない、と言ってやりたかったが、大事なクライアント様だ。あまり邪険に扱うわけにもいかない。
実験の中で、彼らは「本来の標的(人型)の隣にある標的」のほぼ中央に当たるよう、照準を調整することにも成功している。
ほとんどの会社は、サイバーセキュリティのトラブルを表沙汰にしない。公的認証や認可が取り消されるとか、上場準備に支障が出るとか、取引先の信用を失うとか、そういう理由でだ。
たまにいるんだよね。そういう粋がった野郎がさ。『攻殻機動隊』好きだろ。それとも『王様たちのヴァイキング』か?
FireEyeのシニアVP Grady Summers氏は7月23日、RSA Conference APJ 2015にて講演を行い、同社が観測、調査、分析を行った日本を含むアジア地域のAPT攻撃について発表した。
ようするにスパイウエアじゃないか。堂々とスパイウエアを送り込むので、インストールしてくれとはあきれた相手だ。私をなめているのか。こんな見えすいた罠を仕掛けてくるとは、なめられたものだが、相手のレベルが低いことがわかって逆に安心だ。
それから地下鉄構内のエクセルシオールカフェに入る。まずいコーヒーを注文し、口をつけないまま、PCを操作する。ここでは、Metro Free Wi-Fi という公衆無線LANを利用してインターネットに接続できる。
「スマートフォンセキュリティ・シンポジウム2015」の基調講演は、慶應義塾大学院 環境情報学部の徳田英幸教授(政策・メディア研究委員長)によるIoT/IoE時代のセキュアなサービスについての講演が行われた。
谷脇氏は、日本をとりまくサイバーセキュリティの現状や政府の取り組み、サイバーセキュリティ基本法の理念とNISCの位置づけなどを語った。
スミッシングとはSMSとフィッシングを合わせた造語である。SMSを利用してマルウェア感染サイトに誘導したり、スパイウェアやボットアプリをインストール・実行させる攻撃だ。SMSを利用するため、ターゲットは主にスマートフォンやタブレットとなる。
「せっかく韓国に行くんですから、やっぱり『リアル DMZ』には行っておきましょう」 板門店訪問に先立つ7月上旬、ソウル出張の打ち合わせをしていたときに、編集人の上野が例によって、のんびりとした口調で筆者にこう言いました。
「スマートフォンセキュリティシンポジウム2012」は、JSSECの1年の活動概要や成果の報告を兼ねて、会員および一般向けに開催されたカンファレンスイベントだ。同イベントの午後のセッションを中心にパネルディスカッションなどの模様をレポートする。
警察に数多く届く遺失物の中でも、年々増加の一途をたどるのは携帯電話類である。都内で警察に届けられた携帯電話類の遺失届数は平成23年度では21万件以上にものぼる。その携帯電話類の中でもここ数年で特に激増したのが「スマートフォン」だという。
「セキュリティ・キャンプ中央大会2012」の応募課題が「ハイレベル過ぎる」「ヤバい」と一部で話題になっているので紹介したい。
【金融機関とベンダの都合で導入促進?】
キーを変更することができないという致命的な欠陥をもつ方式である以上、キーが破られる可能性が顕在化したら、その方式の有効性は失われたといっても過言ではないだろう。ベンダは破られないようにするというだろうが、しょせんイタチごっこである。
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