Interop Tokyo Best of Show Award 審査プロセスと 2021 年セキュリティカテゴリ受賞製品一覧、及び贈賞理由 | ScanNetSecurity
2024.07.27(土)

Interop Tokyo Best of Show Award 審査プロセスと 2021 年セキュリティカテゴリ受賞製品一覧、及び贈賞理由

イベントの設定した賞など、どうせグッ○デザインやモン○セレクション同様、金さえ払えば誰でも獲れる出来レースだろうと考えている向きもあるかもしれないが実態は全くそうではない。

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2 年ぶりのフィジカル開催となった Interop Tokyo 2021、写真は開催初日、開場直後のまだ人がまばらな幕張メッセ会場
 最新のネットワーク機器やソフトウェア製品の「相互運用性( Interoperability )」を検証する技術イベント Interop Tokyo 2021 が 4 月 14 日から 6 月 23 日まで、フィジカルやオンライン開催など3フェーズに分けて開催されている。

 Interop Tokyo の見どころのひとつが、多数の製品の中から「今年の一品」を選定する「 Best of Show Award 」である。

 イベントの設定した賞など、どうせグッ○デザインやモン○セレクション同様、賞を実質金で買う出来レースと考えている向きもあるかもしれないが実態は全くそうではない。東大、慶應義塾、北陸先端などで、ネットワーク機器やセキュリティ製品の実際の選定・導入・運用・障害対応・インシデントレスポンスに携わる、いわば「ユーザー代表」の審査員たちによる「ガチ審査」が行われているからだ。審査員の約半数は、ベンダの狡猾な口車に乗って一度や二度は痛い目にあったことがある「腕に覚えがある」情報システム管理者である。つまり審査員と審査対象の利害関係が一致しない。むしろ利害関係が一部対立さえする。

 そんな知られざる「武闘派アワード」の実態の一部を本稿で紹介する。
《高橋 潤哉( Junya Takahashi )》

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