最新の標的型メールは、メール攻撃に特徴的な「添付ファイルを用いる」「URLリンクを貼ると」いった手法そのものは変わらないのですが、“中身”が大きく変わってきています。
無償の啓発セミナーはこれからセキュリティ対策を整備しようというユーザー企業担当者には福音だけど、日ごろから高い問題意識でサイバー攻撃に立ち向かう最前線の人は、もっと新しくて深いネタに飢えている。
「ただ言っておくけど、株価操作の場合、社内犯罪の可能性はないと思ってる。理由は簡単だ。こんな大げさなことをしなくても新サービスの発表や決算発表の前にその内容を使って取引すればいいだけの話だろ。」
挑戦者は観客の前で攻撃先の企業へ電話をかけ、制限時間30分以内にできるだけ多くの情報を聞き出せるよう、ソーシャルエンジニアリングのスキルを駆使する。
「たとえば初めての年、攻撃された企業はみんな怖がっていた。だから僕は、『もしも僕らのデータを見たいようであれば、すべて見せます』とオファーして、無条件で見せた。それは効果があったし、助けになったよ」
さて、入場するのが大変だったのが、ふたつめのパーティです。ビジネスホールでも大きく目立っていたFireEye主催のパーティーはWynnホテルのEXと呼ばれるプール付きのクラブを貸し切って開催されました。
DEF CON の CTF(Capture The Flag)は知っていても、今年で 5 回目の開催となった SECTF (ソーシャルエンジニアリング CTF)は、日本人に馴染みが薄いだろう。SECTF とは、その名のとおりソーシャルエンジニアリングのスキルを争う競技だ。
これまでSECTFのターゲットになった企業には、ウォルトディズニーとか、アップルコンピュータとか、オラクルとか、恐そうなところがずらりだよ。いいのかニャー。こんな凄いことやってクリスさんはつかまらないのかニャー。
まず「飼い猫の現在地を知らせる GPS チップ付きの首輪」からヒントを得た Gene は、そこに Wi-Fi スニファの機能を追加し、タイムスタンプと連動したデータを記録することで、ごく普通の平和的な猫を軍用猫に作り替える計画を立てた。
今回は、2014年6月に沖縄で開催された「最高の守る技術を持つエンジニアを発掘・顕彰するセキュリティコンペティション」Hardening 10 APACの模様についてご紹介します。
実は「3s3s.org」の管理者に直接依頼することで閲覧対象外に指定することが可能で、国内の組織がいくつか含まれていることが分かります。これは模倣サイト誤認騒動の裏で、事態を正確に把握し、必要に応じて対象外の調整依頼を行っていた組織が存在することを示します。
例を挙げれば、深夜の牛丼チェーンに店員が一人しかいない状態に誰かが最初に気づき、模倣犯が大量に発生しているようなものだ。こうした防犯体制の隙を突く犯罪が発生した場合、組織はすぐに抜本的対応ができない。ならば、そのタイムラグ期間を短くすることが課題となる。
「だが、オレが考えてるのはそういう事じゃない。オレは社内犯罪だった場合、株価操作が目的じゃないと思ってる。移動しながら話ししよう」
「グローバルで見ると、企業のサイバーセキュリティを監査法人が牽引しているケースを多く見かけます。トーマツは日本では会計監査のイメージが強いですが、グローバルでは総合コンサルファームとして認識されています。」
IP アドレスの末尾を変更するだけで、別の客室の制御を乗っ取ることができると気づいた Molina は、そのプロトコルのリバースエンジニアリングを行い、他室のテレビの電源を入れるなどのハッキングに成功した。
この世界最高峰と呼ばれている Black Hat USA に参加してるセキュリティ担当者の多くも、日本のセキュリティ担当者と同じように、経営陣に対し、情報セキュリティの必要性を説くのに一苦労しているというのです。
「カナダ、オーストラリア、US、ルクセンブルク、デンマーク、ブラジル。世界のあらゆる国のデロイトのサイバーセキュリティチームと協同して仕事をしている。」
2014年5月23日、国際非営利法人クラウドセキュリティアライアンス(CSA) CEOのJim Leaves氏を迎え、日本で第一回目となる「CSA Japan Summit 2014」が東京で開催された。
みずほ銀行の統合費用は4,000億円と言われている。構築費の10%を保守費と考えるなら、100億円単位になることは容易に想像できる。主要行であれば自行専用データセンターが災対サイトも含め2系統あるので、たった1行の保守費だけでフィッシング詐欺の被害総額を超えてしまう。
ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)