「ghost domain names(幽霊ドメイン名)」の脆弱性に関する文書を発表(JPRS) | ScanNetSecurity[国内最大級のサイバーセキュリティ専門ポータルサイト]
2017.02.28(火)

「ghost domain names(幽霊ドメイン名)」の脆弱性に関する文書を発表(JPRS)

調査・レポート・白書 調査・ホワイトペーパー

株式会社日本レジストリサービス(JPRS)は2月17日、「ghost domain names(幽霊ドメイン名)」の脆弱性に関する文書を発表した。この脆弱性(CVE-2012-1033)は、2月8日(米国時間)に開催された研究発表会「NDSS Symposium 2012」において、清華大学のHaixin Duan(段海新)氏らのグループが発表した論文「Ghost Domain Names: Revoked Yet Still Resolvable」で指摘されたもの。また2月7日(米国時間)、BINDの開発元であるISCが緊急のセキュリティアドバイザリを公開し、論文発表時点におけるBIND 9のすべてのバージョンが、この脆弱性の影響を受けることを公表している。

TLDレジストリなどの親ゾーンにおいて、委任情報(NSレコード)を強制的に削除することは、フィッシングやボットネットの制御、マルウェアの伝播など、不正な目的で使われているドメイン名を強制的に使用不能にする際の有効な手段となっている。しかし、今回発表された論文では、親ゾーンで委任情報が削除されたことにより、本来であれば名前解決が不可能になるはずのドメイン名を、委任情報の削除後も長期にわたって名前解決可能、つまり使用可能な状態にし続けるように仕向けることができるとしている。ただし、この脆弱性の影響を受けるのはキャッシュDNSサーバのみであり、再帰検索要求を受け付けないように設定されている権威DNSサーバでは影響を受けない。また本脆弱性により、現在使用中のドメイン名の権限が奪われることもないとしている。
《吉澤 亨史》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定特集をもっと見る

Scan BASIC 会員限定記事

もっと見る

Scan BASIC 会員限定記事特集をもっと見る

[Web小説] サイバー探偵 工藤伸治の事件簿サーガ (シーズン 1~6 第1話)

もっと見る

[Web小説] サイバー探偵 工藤伸治の事件簿サーガ (シーズン 1~6 第1話)特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

調査・レポート・白書 カテゴリの人気記事 MONTHLY ランキング

  1. 実際に標的型攻撃マルウェアに感染したPCをフォレンジック--J-CRATレポート(IPA)

    実際に標的型攻撃マルウェアに感染したPCをフォレンジック--J-CRATレポート(IPA)

  2. 女性の世代別スマートフォン利用実態、女子高生の特徴が顕著に(MMD研究所)

    女性の世代別スマートフォン利用実態、女子高生の特徴が顕著に(MMD研究所)

  3. 過去1年間にサイバー攻撃を受けたECサイトは約半数、約75%で実害が発生(トレンドマイクロ)

    過去1年間にサイバー攻撃を受けたECサイトは約半数、約75%で実害が発生(トレンドマイクロ)

  4. ランサムウェアへの理解度、日本は世界平均よりやや低い結果に(アクロニス)

  5. ランサムウェアの基礎知識から感染事例、対策をまとめたレポートを公開(IPA)

  6. 4人に1人がランサムウェア被害、6割が支払いに応じ 額は300万円以上過半(トレンドマイクロ)

  7. 媒体や手口などを記載した「ネットいじめ対策親子ガイドブック」を公開(シマンテック)

  8. 年金機構の事故を受けた調査結果と改善措置状況を発表、厚労省に大幅な遅れ(総務省)

  9. 日本の保護者は子供のネット接続デバイス利用に「放任主義」--14カ国調査(マカフィー)

  10. WEBアプリケーション脆弱性診断実施回数は年2~4回、予算は一回20万円が最多(NHNテコラス、イード)

全カテゴリランキング

★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★
<b>★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★</b>

経営課題としてサイバーセキュリティに取り組む情報システム部門や、研究・開発・経営企画に携わる方へ向けた、創刊19年のセキュリティ情報サービス Scan PREMIUM を、貴社の事業リスク低減のためにご活用ください。

×