ファースト製 DVR に複数の脆弱性 | ScanNetSecurity
2024.07.27(土)

ファースト製 DVR に複数の脆弱性

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は11月16日、ファースト製DVRにおける複数の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。

脆弱性と脅威

 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は11月16日、ファースト製DVRにおける複数の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。情報通信研究機構 サイバーセキュリティ研究所の森好樹氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。

CFR-904E、CFR-908E、CFR-916E
CFR-4EHD、CFR-8EHD、CFR-16EHD
CFR-4EHA、CFR-8EHA、CFR-16EHA
CFR-4EAAM、CFR-4EABC
CFR-4EAA、CFR-8EAA、CFR-16EAA
CFR-4EAB、CFR-8EAB、CFR-16EAB
CFR-1004EA、CFR-1008EA、CFR-1016EA
MD-404HD、MD-808HD
MD-404HA、MD-808HA
MD-404AA、MD-808AA
MD-404AB、MD-808AB

 株式会社ファーストが提供するDigital Video Recorder(DVR)には、遠隔の第三者によって当該機器の設定情報を窃取されたり書き換えられたりする可能性があるハードコードされた認証情報の使用(CVE-2023-47213)と重要な機能に対する認証の欠如(CVE-2023-47674)の脆弱性が存在する。

 JVNでは、対策版ファームウェアが提供されている下記の製品について、ファームウェアを最新版へのアップデートを、対策版ファームウェアが提供されない製品については、開発者の示すワークアラウンドを実施するよう呼びかけている。

CFR-4EABC、CFR-4EAB、CFR-8EAB、CFR-16EAB、MD-404AB、MD-808AB:後期型モデル

《ScanNetSecurity》

編集部おすすめの記事

特集

脆弱性と脅威 アクセスランキング

  1. Assimp にヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性

    Assimp にヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性

  2. NETGEAR 製ルータにバッファオーバーフローの脆弱性

    NETGEAR 製ルータにバッファオーバーフローの脆弱性

  3. JPCERT/CC、仮想通貨マイニングツールのXMRigの設置を狙った攻撃を順序立てて詳説~対策マニュアルとしても有効

    JPCERT/CC、仮想通貨マイニングツールのXMRigの設置を狙った攻撃を順序立てて詳説~対策マニュアルとしても有効

  4. スマホアプリ「ピッコマ」に外部サービスの APIキーがハードコードされている問題

  5. PlayStation公式になりすましたアカウントに注意喚起、個人情報要求DMも

  6. クリックしていないのにアダルトサイトに登録させる「ゼロクリック詐欺」(シマンテック)

  7. HOME SPOT CUBE2 に複数のバッファオーバーフローの脆弱性

  8. Androidアプリ「ES File Explorer」にディレクトリトラバーサルの脆弱性(JVN)

  9. 開封確認要求や大量の空白行… 複数の手法を採用したフィッシングメール確認 ~ IPA、J-CSIP 運用状況公開

  10. 「アタッシェケース」にリモートスクリプト実行の脆弱性(JVN)

アクセスランキングをもっと見る

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×