機械学習AIによりパターンファイルを不要としたエンドポイント製品(日立ソリューションズ) | ScanNetSecurity
2024.07.27(土)

機械学習AIによりパターンファイルを不要としたエンドポイント製品(日立ソリューションズ)

日立ソリューションズは、米Cylance社とエンドポイント向け次世代マルウェア対策製品「CylancePROTECT」の販売代理店契約を締結し、4月19日から日本で初めて販売を開始する。

製品・サービス・業界動向
「CylancePROTECT」と従来製品のマルウェア検知方法(パターンマッチング)の違い
  • 「CylancePROTECT」と従来製品のマルウェア検知方法(パターンマッチング)の違い
  • 「CylancePROTECT」のソリューションイメージと構成例
株式会社日立ソリューションズは4月18日、米Cylance社とエンドポイント向け次世代マルウェア対策製品「CylancePROTECT」の販売代理店契約を締結し、4月19日から日本で初めて販売を開始すると発表した。同製品は、AI技術のひとつである機械学習を利用し、未知のマルウェアが実行される前にエンドポイント上で検知・防御できることが特徴。また、パターンファイルの定期更新が不要であり、管理システムはクラウド上で提供するため、システム管理者の運用負荷の軽減にも有効としている。

同製品では、正常なファイルやマルウェアファイルなど8億個以上のファイルから抽出した約700万の特徴を機械学習させた独自のアルゴリズムを採用することで、未知のマルウェアを高精度に検知するという。また、定期的なパターンファイルの更新が不要なため、工場やPOS端末などのネットワークに接続できない環境でも、シグネチャレス解析でマルウェアを検知する。さらに、クラウド環境の集中管理により、ユーザの環境が分散された環境でもインターネット経由で一元管理が可能になり、システム運用の負荷を低減する。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

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