業界大手が断固たるカスタマーハラスメント防止措置、バーチャル空間も店舗同様厳しく対処 法に抵触せずとも出禁に

　インフィニア株式会社は2月22日、同社が運営するあっとほぉーむカフェでのメイド、キャストに対する誹謗中傷や性的発言・モラルハラスメントへの取り締まりを強化すると発表した。

　令和元年に改正された労働施策総合推進法は「パワハラ防止法」とも呼ばれ、パワーハラスメントのひとつとして、従業員が顧客から受けるカスタマーハラスメントも従業員の就業環境を害するものとされ、改善するために望ましい行動などが防止指針などで明文化されている。2022年2月には厚生労働省からカスタマーハラスメント対策マニュアルが公表された。

　あっとほぉーむカフェでは、一部の来店者によるネット上での発言で、精神的に傷付き、体調不良を引き起こしたメイドやキャストがいるという。

　あっとほぉーむカフェでは今後、SNSなどネット上での発言についても店内での言動と同様に、厳正に対処し、法的に問題がない場合でも、同店が悪質であると判断した場合は、ご主人様・お嬢様認定証の利用停止や全店への出入り禁止措置を行う。

　あっとほぉーむカフェではまた、親切心からであったとしてもネット上にある匿名掲示板の話題をメイド相手に話さないよう、強く呼びかけている。