IBM Lotus Notes の添付ファイルビューアにおけるバッファオーバーフローの脆弱性(Scan Tech Report) | ScanNetSecurity[国内最大級のサイバーセキュリティ専門ポータルサイト]
2018.07.20(金)

IBM Lotus Notes の添付ファイルビューアにおけるバッファオーバーフローの脆弱性(Scan Tech Report)

脆弱性と脅威 エクスプロイト

1.概要
IBM Lotus Notes の添付ファイルビューア (keyview) にバッファオーバーフローを引き起こしてしまう脆弱性が報告されました。
ユーザが悪質な添付ファイルを閲覧した場合、リモートの第三者によってシステム上で不正な操作が実行される可能性があります。
この脆弱性は、binaryhouse.net によって 2010/8/18 に発見され、2011/5/24 に IBM がセキュリティアドバイザリを公開した問題になります。その後、2011/6/23 に脆弱性を悪用する攻撃ツールが Metasploit で公開されました。
攻撃を受けた場合の影響度が高く、標的型攻撃などに悪用される可能性が高いことが考えられるため、対象のユーザは可能な限り以下の対策を実施することを推奨します。


2.深刻度(CVSS)
9.3
http://nvd.nist.gov/cvss.cfm?version=2&name=CVE-2011-1213&vector=%28AV%3AN/AC%3AM/Au%3AN/C%3AC/I%3AC/A%3AC%29


3.影響を受けるソフトウェア
IBM Lotus Notes 8.0.2 FP6 以前
IBM Lotus Notes 8.5.2 FP2 以前

※Windows プラットフォームの Lotus Notes のみ脆弱性の影響を受けます。


4.解説
Autonomy KeyView SDK (keyview) は、Autonomy 社が提供するサードパーティ製のファイルフォーマット解析ライブラリであり、IBM Lotus Notes、Symantec Mail Security などの複数のアプリケーションで使用されています。

IBM Lotus Notes に同梱されるこの keyview には、LZH 形式のアーカイブファイルを取り扱う lzhsr.dll における、LZH アーカイブファイルのヘッダ処理に不備が存在します。
このため、当該ヘッダに過度に長い文字列を含む不正な LZH アーカイブファイル (.lzh ファイル) を処理した場合、文字列長を計算する際に整数アンダーフローが発生し、その結果、バッファオーバーフローを引き起こしてしまう脆弱性が存在します。

この脆弱性を利用することで、リモートの攻撃者は Lotus Notes をサービス不能状態にする、あるいは Lotus Notes を実行するユーザの権限で任意のコードが実行可能となります。

なお、既にサポートが終了している Lotus Notes 5.x/6.x/7.x もこの脆弱性の影響を受けるため、LZH アーカイブファイルを閲覧する際の添付ファイルビューアの使用を無効に設定することが IBM より推奨されています。

また、この脆弱性の他にも添付ファイル処理に起因して任意のコードが実行可能な多数の脆弱性が報告されています。詳細につきましては、関連情報の IBM が提供するセキュリティアドバイザリを参照下さい。


5.対策
(Web非公開)

6.ソースコード
(Web非公開)

(執筆:株式会社ラック コンピュータセキュリティ研究所

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Scan Tech Report
http://scan.netsecurity.ne.jp/archives/51916302.html

《ScanNetSecurity》

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