2025 年 12 月に公開された MongoDB の脆弱性の悪用を試みるエクスプロイトコードが公開されています。
3 月の動向をまとめますと、国家アクターは「止めるべきもの」をよく理解している、ということを再認識させられた月と言えそうです。通信を握れば社会を揺さぶれます。認証を破れば組織を乗っ取れます。AI の判断をだませば、人間の意思決定を曲げられます。
Amazon は、製品のローンチ前後にペネトレーションテストを行う際に AI ツールを使用することで、40 % の効率向上を実現している。同社のセキュリティ責任者 CJ Moses 氏が明らかにした。「AI の導入により、ペンテストの効率が実際に 40 %以上向上しました」と Moses 氏は述べ、この効率向上はペンテストに関連する人件費と運営費の観点から測定されたものだと指摘した。
2025 年 12 月に公開された Gogs の脆弱性を悪用するエクスプロイトコードが公開されています。
「フーディーを着た 10 代のハッカー」というステレオタイプは Netflix のドラマには良いかもしれないが、実際にサイバー犯罪で逮捕されて手錠をかけられているのは、宿題よりも住宅ローンに頭を悩ませている世代の方がはるかに多い。
「攻撃者がサプライチェーン攻撃を好み、それを産業化したのは、サプライチェーンへの攻撃がスケールメリットを生み、被害拡大の速度も速く、なおかつ正規の経路を使うためにバレにくいからだ。上流での単一の侵害が、今やその産業全体に波及する可能性すらある。ことがここに至ったからには、防御側はもはや『孤立した自社システムを守れば良い』などという時代遅れの考えは今日限り捨て去って、取引先、従業員の ID、外部サービスとの連携、それらすべてを『信用できないもの』として扱い始める必要がある。すべてが侵入経路なのだから」
手口としては、当該従事者が退任後の 2024 年 10 月以降に、不正取得したシステムID・パスワードを使用して鈴谷公民館多目的ホールの抽選予約に申込み、当選後に予約を取り消して空きとなったところを速やかに自らの団体で予約するという鮮やかかつ泥臭い手法で 2025 年 4 月から 2026 年 1 月利用分まで計 15 件の予約をしていたとのことだ。
ランサムウェア集団が 2025 年に稼いだ金額は約 8 億 2,000 万ドル(約 1,230 億円)で、前年比で約 8 %減少した。身代金を支払った被害者の割合に至っては過去最低の 28 %まで落ち込んだ。
この減少だけを見ればランサムウェア対策の前進のように聞こえるかもしれないが、ひとたび全体像に目を転じると希望の光など微塵も見えない。
2025 年 8 月に公開された Microsoft Web Deploy 4.0 の脆弱性を悪用するエクスプロイトコードが公開されています。
しかし求人情報にはこんなトホホな条件が書かれている。「この予算は確約ではありません。したがって当局はどれだけ仕事があるか、いくら払うかを保証できません」提示された金額から考えると、採用される C++ プログラマーは勤務時間のごく一部だけをこの仕事に充てることになりそうだ。つまり、せいぜい副業程度の扱いということだ。
日本でも「バグバウンティ」という言葉を耳にする機会が増えた。外部のセキュリティ研究者に自社製品の脆弱性を探してもらい報奨金を支払う仕組みだ。一部の先進的な企業では「レッドチーム演習」、すなわち攻撃者を模した専門チームがシステムへの侵入を試みる訓練も実施されるようになった。だが、世界のテック大手はさらにその先を行く。自社内に、自社製品を容赦なく攻撃し欠陥を暴き出す内製攻撃研究チームを抱えているのだ。控えめに言っても凄く面白そうな仕事と言わざるを得ない。
2 月には中国人民解放軍が、南シナ海の南沙諸島で中国が実効支配する永暑礁(ファイアリー・クロス礁)にサイバー空間部隊が駐屯していることを初めて公にしました。この海域には多くの海底ケーブルが通っています。そう考えると、情報封鎖戦は決して遠い話ではなく、日本にとっても現実的に警戒すべき戦術だと言えます。
トランプ大統領は記者会見で以前、次のように鼻高々で自慢していた。「ベネズエラ侵攻の夜、首都カラカスは真っ暗な闇に包まれた。我々の特別な専門技術(編集部註:サイバー攻撃による停電を示唆)で街の電気を消したからだ。暗闇の中でアメリカ軍は敵に致命的な一撃を与えた」と。
口の軽い大統領が自己の虚栄心を満たすために軍事機密をベラベラ喋ってしまったものだから、ペンタゴンも最早観念して「はいはい、うちのハッカーも頑張りました」と最初から白状するようになったのかもしれない。
冷戦後、通信衛星や気象衛星など、民間の人工衛星ビジネスが立ち上がったが、軍事衛星を上回るほどではなかった。しかし、2017 年を境に衛星の打ち上げ個数が跳ね上がる。SpaceX や OneWeb が衛星コンステレーション(多数の小型衛星を低軌道に展開し、連携させることで地球全体をカバーする衛星群)を利用した通信衛星網を構築し始めたころだ。2024 年には年間 2,700 基以上の衛星が打ち上げられている。
2025 年 11 月末に公開された React の脆弱性を悪用するエクスプロイトコードが公開されています。
我々の超高齢化したセキュリティ文字列(パスワード)をここで擁護しておくと、いま挙げた問題はいずれもパスワード固有のものではない。きちんと仕様が定められ実装されたパスワードシステムを、きちんと教育されまっとうな動機を持つちゃんとした人々が使用すれば、誰もがうらやむほどパスワードは安全だ。問題が何なのか、もう読者諸氏はお分かりだろう。そんな理想的な条件が現実世界で揃うわけがないのだ。
2025 年 11 月に公開された Windows OS の脆弱性を悪用するエクスプロイトコードが公開されています。
1 月に最も件数換算の被害規模が大きかったのは、株式会社バンダイナムコフィルムワークスによる「バンダイチャンネルへの不正アクセス、最大 136.6 万件の会員情報漏えいの可能性」の最大 136.6 万 件だった。新年早々の 100 万件超えで、情報漏えい界隈は幸先の良いスタートを切ることができたと言えるだろう。
サイバーセキュリティカンファレンス「DEF CON」は、いわゆる“エプスタイン・ファイル”に名が挙がっている 3 名について、将来の全てのイベントへの参加を禁じる追放者リストに追加した。なお、この 3 名は誰一人として刑事責任を問われているわけではない。DEF CON は「追放者リストには多くの個人が含まれるが、その多くは公表されない」としており、2017 年以降、昨年まで公式 Web サイトで公表された追放者はこれまで 6 名のみだった。繰り返しになるが、3 名全員、犯罪への関与は指摘されていない。
ある職員と AI との会話記録として提出された内容を見ると、職員からの質問は、無実を主張するものではなく、法的な抜け穴を探すことに血道を上げていた。ある会話で鉄道員はこう尋ねたとされる。「被害者が賠償を求めていない場合、誰が財務的損害を立証するのか?」「財務的損失が証明できない場合、予約システムで座席をブロックする行為はそもそも損害に当たるのか?」と ChatGPT に問いかけていた。
これらのやり取りからは、捜査が迫る中で、汚職の嫌疑をかけられた職員たちの焦燥が行間からにじみ出ている。
ScanNetSecurity 編集部はそもそもいろいろな条件が貧困ライン以下なので、アメリカの街中を、ホテルからカンファレンスの会場などへ時に 2 キロも 3 キロも徒歩で移動するという危険極まりないことを平気でしているが、おかげで赤信号でも車が少ないと走って渡る習慣がすっかり身についてしまった。海外、少なくともアメリカ合衆国ではそもそも徒歩自体危険だし、あまつさえ信号にせよ道で立ち止まっているとはっきり身の危険をフィジカルに感じるからだ。
国防省によれば、このデジタル装備一式により、部隊は「周囲の状況と情報に関する正確な情報を受け取ることができ、誰が敵で誰が味方かをより明確に判別できるようになる」という。この装備は、国防省のプロジェクト ASGARD(北欧神話の神々の国アスガルドから命名された英国陸軍の AI 統合戦闘支援システムプロジェクト)の一環として、すでにエストニアで実戦条件下で試験運用されている。
1 月の脅威動向でもう一つ押さえるべきは、エンドポイント中心の侵入ではなく、クラウド基盤そのもの( Linux、コンテナ、Kubernetes )を長期支配するためのマルウェアフレームワーク「 VoidLink 」が報告された点です。チェック・ポイント・リサーチは「クラウドファーストの Linux マルウェア・フレームワーク」と位置づけ、ローダー、インプラント、ルートキット、30 超のプラグインから構成される高いモジュール性を報告しています。
ランサムウェア交渉を専門とする Coveware 社が Nitrogen のランサムウェアプログラムを詳細に分析したところ、プログラミングミスのせいで、この犯罪グループが提供する復号ツールでは暗号化された被害者のファイルをまったく復旧できないことが判明した。
「我々は AI エージェントをチームメンバーの延長線上、つまり拡張された従業員基盤として認識し、その対応を考える必要がある」と、ダボスのパネルで発言した Cloudflare 共同創業者兼社長のミシェル・ザトリン氏は述べた。「組織は従業員に対してゼロトラストを採用している。同じことがエージェントに対しても起こるだろう」
2025 年 10 月に公開された Apache Tomcat の脆弱性を悪用する手順が公開されています。
2025 年夏、Black Hat USA 2025 の基調講演に、元 New York Times サイバーセキュリティ担当記者のニコール・パールロスが登壇した。はっきり言ってしまうと前日に行われたミッコ・ヒッポネンの基調講演と比べると見劣りするキーノートだったとここで正直に書いてしまうことにする。だからこそミッコの講演レポート記事は全文 9,570 文字にもおよぶ興奮を伴った文体ですぐに掲載したが、元 NYT 記者の方はこれだけ日が空いてしまった。
Google レッドチームのステファン・フリードリによれば、彼のチームが従来型の「技術報告書」ではなく「物語形式の報告書(narrative reports)」を作成し始めたところ、組織全体で従業員の関与度と是正活動の取り組みが劇的に増加した(dramatic increase)という。「突然、物事がほとんど自動的に動き始めたのです」なぜ物語は、技術レポートにはできなかったことを成し遂げたのか。
筆者は情報漏えいのリリースを毎日探しており、見つけたら記事を書き、その数通算で年間 800 本近いという記者生活を続けている。計算したら一日の稼働時間を 8 時間と換算すると 3 時間 19 分に一本情報漏えいの記事を執筆していることになる。このように情報漏えいについて 24 時間 365 日体制で思いを巡らせていながらも、自分自身が漏えいの被害者になった経験が決して豊かとはいえない点がコンプレックスであり、自虐的に自身を「情報漏えい陸(おか)サーファー」と呼んでいた。しかし、しかしである。
法律上はロシアでもサイバー犯罪は違法となっている。しかし、大きな商業的成功をおさめているサイバー犯罪グループや、サイバー犯罪者の多くがロシア国内に居住しているのも事実だ。一般的なルールは「ロシア人を標的にしない限り、地元警察は手を出さない」というものだ。
2025 年 10 月に公開された Linux カーネルの脆弱性を悪用するエクスプロイトコードが公開されています。
フランスのデータ保護規制当局である CNIL は、情報漏えいに起因する GDPR 違反を理由に、電気通信事業者 2 社に対して総額 4,200 万ユーロ(約 73 億円)の制裁金を科したと発表した。規制当局は、両社が 3 つの点で GDPR に違反したと述べた。すなわち「個人データを適切に保護しなかったこと」「影響を受けた人々に漏えいについて適切に通知しなかったこと」そして「データ保持に関する法律を遵守しなかったこと」である。
英国情報コミッショナー事務所( ICO )は、2022年に発生した、2 段階にわたって行われたデータ侵害事件により最大 160 万人の英国ユーザー情報が漏洩したとして、LastPass に対し 120 万ポンド(約 2 億 4,000 万円)の罰金支払いを命じた。
まず、米ジェン・デジタル社は、ロシアの Gamaredon と北朝鮮の Lazarus が「共通のインフラ」を利用していることを指摘し、両者が協調した活動の可能性を報告しました。これらからは、中露朝における APT の関係性が、従来の地政学的同盟構造では整理しきれない段階に入り、協力と競合が折り重なりあう多層性を帯びていることが読み取れます。
2025 年 9 月に、NSecSoft 社の製品に用いられているカーネルドライバーにおける任意のプロセスの停止が可能となる問題が報告されています。
北朝鮮による年間の暗号資産窃取が加速しており、金正恩政権が支援するサイバー犯罪者らが 2025 年に 20 億ドル(約 3,140 億円)強相当のトークンを奪取した。これはブロックチェーン企業 Chainalysis 社の調査によるもので、同社の専門家によると、この数字は前年比 51 %増を示しており、世界全体で盗まれた暗号資産総額 34 億ドルのうち大きな割合(編集部註: 59 %)を占めている。
11 月に最も件数換算の被害規模が大きかったのは、アクサ損害保険株式会社による「アクサのペット保険のシステムに不正アクセス、第三者が情報を抜き取ろうとしていた可能性」の約 553,199 件だった。
アクセンチュアの広報担当者は次のように述べた。「以前の公開文書で開示した通り、当社は内部レビューの後、この件を政府の注意喚起のため自発的に報告しました」
「当社は政府の調査に全面的に協力しており、今後も協力を続けます。連邦政府を含むすべてのクライアントへのサービス提供において、最高水準の倫理基準を遵守することに専念しています」
英国保険協会(ABI)によれば、2024 年に被害を受けた組織に支払われたサイバー保険の保険金は 1 億 9,700 万ポンド(約 386 億円)で、2023 年の 5,900 万ポンド(約 116 億円)から増加した。
2025 年 8 月に公開された、Windows ファイルエクスプローラーの脆弱性の悪用手順が公開されています。Active Directory で管理されている Windows OS への侵入に成功した攻撃者は、脆弱性の悪用によりハッシュ値を入手し、侵入範囲の拡大ができる可能性があります。セキュリティ更新プログラムの適用により対策してください。
同文書によると、2024 年時点で VMware は売上シェアの 96 %以上を占めサーバ仮想化市場を支配しており、同社が提供するような包括的機能を完全に代替できる競合他社製品は市場に存在しない。しかし Gartner は、Broadcom の施策により VMware 顧客のソフトウェアコストが 3 倍から 4 倍値上げされたことで「多くの」顧客がこの仮想化業界の先駆者への信頼を失って、現在使っているインフラや今後必要になるインフラのために、VMware 以外の選択肢を探し始めていると見ている。
まず、米ジェン・デジタル社は、ロシアの Gamaredon と北朝鮮の Lazarus が「共通のインフラ」を利用していることを指摘し、両者が協調した活動の可能性を報告しました。これらからは、中露朝における APT の関係性が、従来の地政学的同盟構造では整理しきれない段階に入り、協力と競合が折り重なりあう多層性を帯びていることが読み取れます。
デジタル権利およびサイバーセキュリティ教育の専門家であるミシェル・L 氏は、このニュースは「驚くべきことではない」とし、TryHackMe のイベント参加を承諾した男性たちが、女性の参加者がいないことについて同社に疑問を呈さなかったことを批判した。「今回の件は、残念ながらテック業界では女性の実績や貢献を無視し、女性を業界から締め出すような状況が常態化していることを示しています」と彼女は述べた。
Protonは、Data Breach Observatory をほぼリアルタイムで更新し、ダークウェブ上で発見した攻撃について、もし同サービスがなかったら明るみに出なかった侵害を公表することを目指している。この新サービスは、透明性を高めるべき時に口を閉ざしている組織を非難するためだけに立ち上げられたわけではない。Proton は Observatory が、データ侵害に最も脆弱である中小企業が危険性をより認識し、それによって間接的にセキュリティ強化につながると考えている。
2025 年 9 月に、K7 Ultimate Security のカーネルドライバーにて、任意のプロセスの停止が可能となる脆弱性の情報が公開されています。
10 月に最も件数換算の被害規模が大きかったのは、スターバックスコーヒージャパン株式会社とBlue Yonder社による「新たに約 40,700 名分の従業員 ID 漏えいが判明 ~ スターバックスが利用するシフト作成ツールへ不正アクセス」の約 72,200 名だった。
米国の 2 つのサイバーセキュリティ企業に勤務していた、それぞれランサムウェア交渉人とインシデント対応マネージャーが、複数の米国企業に対して自らランサムウェア攻撃を仕掛けていたという疑いで起訴された。
決済サービスプロバイダーの Checkout.com は、先週恐喝被害に遭った後、支払い要求に応じる代わりに、要求額と同じ額をサイバー犯罪研究の資金として寄付することに決定した。そして恐喝犯の要求を拒否することよりもさらに異例なことが起こった。最高技術責任者(CTO)のマリアーノ・アルベラ氏は、侵害を許した状況について謝罪するとともに、今回のセキュリティインシデントの発生について同社が「全責任を負う」と表明した。
2025 年 8 月に、Windows 版の Docker Desktop にてコンテナからホスト OS の侵害が可能となる脆弱性が報告されています。
石橋氏のセミナーでは、冒頭に陰性・陽性判定(True Positve / False Positive)に関する興味深い話がなされた。対象とするソフトウェアやイベントがマルウェア・攻撃であるかどうかは、単純に二値判定で単純なようだが、これが簡単ではないことはすでに述べた。わかりやすい例でいえば、バックアップファイルの削除、ログの削除など。これらの実行は悪意のある場合が考えられるが、管理者による通常処理でも発生し得る。コマンド実行や通信だけで、背後に悪意があるかどうかの判定は極めて難しい。
AI を活用したサイバー脅威について、米シンクタンク「American Security Project(ASP)」は、報告書「Cloud of War」で、国家支援型サイバー攻撃に AI が急速に採用され、米国の重要インフラを脅かしていると警鐘を鳴らしています。エージェント型 AI は自律的な偵察や環境適応を可能にし、攻撃の質を一変させつつあるとし、ASP は AI 防御システムの導入やクラウドの法的保護強化などを提言しています。
木曜日の発表でイングランド銀行( BoE )は、金利を 4 %に据え置きつつ、英国の実質 GDP は第 3 四半期( 7 ~ 9 月)は 0.2 %成長であるとの見通しを示した。これは 8 月の第 2 四半期レポートで予測された 0.3 %からわずかに低下している。BoE はこの成長鈍化の理由として「対米輸出の減少」と「政府が財政支援を提供せざるを得なくなるほど深刻な被害をもたらしたジャガー・ランドローバーへのサイバー攻撃」の 2 点を挙げている。
「インターネット上に晒された 4 TB の SQL バックアップを発見するということは、『ご自由にお持ちください』という張り紙付きで、金庫の設計図と鍵がそこに置かれているのを見つけるようなものだ。侵入に必要な情報が全て揃っている」と同社は述べている。
同社研究員は慎重にファイルの最初の 1,000 バイトのみをダウンロードして検証し、ファイルが暗号化されておらず、データが平文のまま保存されている(誰でも読める状態で放置されていた)ことも発見した。
過去にこうした障害等の事態を経験してきた AWS のシニアエンジニアたちは、どこへ行ってしまったのだろう? その答は、彼らが会社を去ってしまったということだ ―― それも AWS のシステムが大規模に動作する仕組みについて何十年もかけて苦労して獲得した組織的知識を丸ごと持って。
ありふれたメール誤送信だが静岡県の再発防止策はひと味違っていた。委託先事業者に対し「緊急の連絡事項が生じた場合であっても、複数人で対応できない時間外等にはメール送信を行わないことを徹底」したとのことだ。ダブルチェックにかける安全神話的なものを感じる。これでチェック漏れがなくなるという保証など何もないからだ。
2025 年 5 月に修正された、Wing FTP Server にて遠隔からの任意のコード実行が可能となる脆弱性を悪用するエクスプロイトコードが公開されています。
このように考えると、いますぐにでも起きそうなインシデントは、じつは、EV(電気自動車)の充電器に関するサイバー攻撃(脆弱性攻撃)ではないかと予想できる。EV の充電器にはカードリーダー、RFID、Wi-Fi、Bluetooth といった通信機能があることが多い。充電の課金処理も可能になっている。スマートフォンと連携する製品もあるので、攻撃者にとってはアタックサーフェスのひとつとなる。
長年にわたり、中国とロシアのサイバー攻撃者は互いの衝突をおおむね避けてきた。しかし、今回の侵害は、中国の APT オペレーターが諜報活動のために、ロシアのインフラストラクチャ、または少なくともそのサプライチェーンを探査する意思を持つようになったことを示唆している。
2025 年 6 月に、Roundcube にて遠隔からの任意のコード実行が可能となる脆弱性を悪用するエクスプロイトコードが公開されています。
ここでちょっと遊び心で、1 テラワット(TW)の電力を生成するのに必要な太陽光発電所の規模を概算してみた。現在の太陽光発電の能力では、経験則として 1 MW を供給するのに 5 エーカーのソーラーパネルが必要だ。つまり、1 TW、つまり 100 万 MW には 500 万エーカー、すなわち 7,812 平方マイル(編集部註:20,233 平方キロメートル、東京都の約 10 倍の面積)が必要となる。これは規模的に実現不可能だ。
もっとわかりやすくいえば、犯罪者の保有するインフラやシステムに対してハッキングを行い、コマンドを実行したりデータを盗んだりのいやがらせ(ハラスメント)の限りを尽くして、それを国際的に注目度の高いカンファレンスで堂々講演したということだ。もはや本誌的には快男児としか呼びようがない。なかなかロックな研究者といえる。
重要インフラ関連システムの遠隔運用やデータ転送といったインフラ制御権を海外事業者に委ねることのリスクについては各国で警鐘が鳴らされています。チェコ国家サイバー情報安全庁(NÚKIB)は、チェコ国内の小規模太陽光発電所で使用される太陽光インバーターの95 ~ 99 %が中国製であることを指定し、このことが安全保障上の脅威となり得ると警告しています。同警告は、単なる注意喚起ではなく中国の法的環境と過去のサイバー攻撃事例を根拠とした脅威の公式認定として位置付けられるものです。
CMC は、英国の政府機関である国家サイバーセキュリティセンター(NCSC)の元創設 CEO であるキアラン・マーティン氏が議長を務め、サイバーセキュリティ専門家と金融専門家で構成されている。CMC 設立の目的は、「システミック・サイバー・イベント」の定義にまつわる曖昧さを解消することだった。特に重要なのは、サイバー保険会社が再保険契約を請求できる基準を明確にすることだ。