空飛ぶクルマとドローン事業のリスク、チェックブックを無償公開 | ScanNetSecurity
2024.07.27(土)

空飛ぶクルマとドローン事業のリスク、チェックブックを無償公開

 「空飛ぶクルマ・産業用ドローン事業におけるリスクマネジメント検討会は2月9日、「空飛ぶクルマ・産業用ドローン事業におけるリスクマネジメントチェックブック」の無償公開した。

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「空飛ぶクルマ・産業用ドローン事業におけるリスクマネジメントチェックブック」表紙

 「空飛ぶクルマ・産業用ドローン事業におけるリスクマネジメント検討会は2月9日、「空飛ぶクルマ・産業用ドローン事業におけるリスクマネジメントチェックブック」の無償公開した。

 2021年度に東京海上日動火災保険株式会社の提唱で設立された同検討会では、事務局を務める東京海上日動と株式会社三菱総合研究所が共同で関連する産業の事業者や研究者、法曹界等の多面的な産官学と連携し、国内外で進展するドローン及び空飛ぶクルマの実用化・事業化に向けた環境を整備するために、リスクを網羅的に列挙・整理した基礎資料の作成を検討してきた。

 今回、無償公開する「空飛ぶクルマ・産業用ドローン事業におけるリスクマネジメントチェックブック」は、国内の民間事業者が無人航空機または空飛ぶクルマを運航するにあたり、発生しうるリスクを下記の項目ごとに把握し対策を行うためのチェックブックで、5分類、約200のチェック項目で構成されている。

1.安全管理体制の定期的な確認
運航事業者の安全管理体制が確保されているか

2.地上リスク(地上の被侵害利益)
無人航空機および部品や積載物が落下した場合に地上に及ぼしうるリスク

3.空中リスク(その他の航空機)
有人航空機やそのほかの無人航空機をはじめ飛行体との空中衝突に繋がりうるリスク

4.運航におけるその他の第三者権利の侵害リスク
プライバシー及び財務など、第三者の権利の侵害を含むリスク

5.その他の事業者自身にとってのリスク
運用を行う上で事業者に財務面で発生する損失など、事業者の運航リスク

《ScanNetSecurity》

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