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2019.06.18(火)

韓国セキュリティ誌大手 Boan News とは ~ 創刊から現在まで

韓国サイバーセキュリティメディア最大手 Boan News 創刊編集長チェ・ソヨン氏に、同誌創刊から現在までの足跡を聞きました。

国際 海外情報
 今春韓国のセキュリティイベント SECON2019 を取材した際、韓国のサイバーセキュリティニュースメディア最大手 Boan News および Secuirity World の創刊編集長、現エグゼクティブエディター、そして運営企業であるメディアドット社 副社長であるチェ・ソヨン氏に、同誌創刊から現在までの足跡を聞きました。


――取材の機会をいただき光栄です

 こちらこそ、お会いできて嬉しいです。

――韓国最大のサイバーセキュリティ媒体である保安ニュース誌( Boan News )の紹介を ScanNetSecurity でしたいと思います。今日は、保安ニュースの成り立ちや特長を聞かせて下さい。

 私たち保安ニュースは、1996 年、国内唯一の保安媒体として物理保安を扱う紙媒体「セキュリティワールド」と、情報セキュリティを取り扱うネット媒体「保安ニュース」をスタートさせました。IT技術の発展が加速していたので、それを追いかけるインターネットの新聞が必要だと考えました。

――設立当初、何人ぐらいでスタートしましたか

 編集記者やデザイン部署まですべて合わせると 20 人ほどでした。私は創立メンバーで、創業のあれこれのすべて面倒をみました。

―― 96年から。とても長いキャリアですね

 今年で 24 年になります。途中で会社名が変わったり、現在は法人が三つになって、それぞれ保安に関するメディア、SECON などの国際カンファレンスの開催、他産業分野のメディアを担当しています。だけど社長はずっと一緒で、メディアの方針も変わりません。

――メディアを立ち上げていくにあたって苦労されたことは何ですか?

 創業直後からそんなに苦労はしていませんし、経営の立場としてスタッフには苦労はさせていないつもりです。創刊直後の 1996 年頃は監視カメラ市場拡大の、2000 年以降はIT産業拡大の波に乗ることができました。

 それに、創立メンバー同士とても仲が良かったので、苦労とは思わなかったのかもしれません。1997 年の韓国の通貨危機で成長が遅れたことがあったけれど、その時も社長が社員が苦労しないように考えて、乗り越えることができました。急激な成長はなかったかもしれませんが、24 年間ずっと事業とメディアを継続し、成長したのは、私たちの会社が成し遂げたことだと思います。

 私たちの会社には、勤続 10 年以上の人がすごく多くて、それが私たちの会社の価値であり力だと思います。

――うらやましい

 私たち保安ニュースは、IT業界の専門的なジャーナリストをたくさん養成することができていると思います。

――韓国は休戦中とはいえ北朝鮮と戦争をしている最中です。若者は徴兵もある。保安ニュースのようなセキュリティに関わる情報を扱うメディアは責任とプライドを感じているのでしょうか?

 私たちメディアだけでなく、保安分野で働く方々が皆そうだと思います。保安ニュースが行うメディアや展示会などの事業は、愛国心に基づいて行なっています。

――保安ニュースの編集長として、これまで印象に残っているセキュリティの出来事は何ですか?

 「西暦 2000 年問題」や、2007 年と 2008 年の「情報通信網利用促進法」改正は影響があった出来事として覚えています。2009年 7 月 7 日と、2011 年 3 月 4 日に起こった DDoS 攻撃もそうです。

――保安ニュースが母体のひとつとなって開催している国際カンファレンス「 SECON 」は、ひとつのカンファレンス・展示会で、物理セキュリティとサイバーセキュリティ両方がシームレスに展開しています。物理保安とITセキュリティは担当者も文化も異なりますから、最初は大変だったのではありませんか。

 そう。けっこう難しいの。本当なんだから。おっしゃったように、物理セキュリティとサイバーセキュリティは業界が違うし、文化も違います。それを一緒にやるのはとても難しかった。

 SECONはサイバー保安と物理保安を融合して人々が安全に暮らせるように働けるようにすることを目的としています

Boan News誌、Secuirity World誌 エグゼクティブエディター、運営企業 メディアドット社 副社長 チェ・ソヨン氏
――国際的にみても例が少ない、両者が融合したカンファレンスがここまで成長できた要因はなんですか。

 保安ニュースとセキュリティワールドという媒体を、一緒に持っていたからこそだと思います。カンファレンスは1年に1回ですが、月刊誌と日刊のインターネットメディアを発行していたことで、両方のジャンルの方たちと年間を通じてコミュニケーションをとることができたからだと思います。

――メディアとして示唆を受けるお話でした。どうもありがとうございました
《高橋 潤哉( Junya Takahashi )》

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