ここが変だよ日本のセキュリティ 第1回「被害総額14億円という規模」 | ScanNetSecurity
2024.07.27(土)

ここが変だよ日本のセキュリティ 第1回「被害総額14億円という規模」

みずほ銀行の統合費用は4,000億円と言われている。構築費の10%を保守費と考えるなら、100億円単位になることは容易に想像できる。主要行であれば自行専用データセンターが災対サイトも含め2系統あるので、たった1行の保守費だけでフィッシング詐欺の被害総額を超えてしまう。

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シンポジウム会場にも現れた匿名のリア充
何だね君はぁ? 「どうも、汝の隣次元を愛せよ!通勤電車でもギャルゲーに没頭する、2次元殺法コンビ参上ですよ! ハッカージャパンが休刊になってしまったので、場所を変えて連載を続行することにしました。まずは、セキュリティ・シンポジウム三兄弟の長兄ラオウとも言うべき南紀白浜にサイバー犯罪対策を議論しに参加してきたので、それに関連したネタから始めますよ!」


●フィッシング詐欺の脅威増大

サイバー犯罪のトピックとして白浜シンポジウムでも度々壇上で話題に取り上げられたのが、フィッシング詐欺だ。2014年1月~5月9日までの被害額の累計は約14億1,700万円にのぼり、昨年の被害総額約14億600万円を5か月足らずで突破し、過去最大規模となることが既に確定している。

過去これまでにも何度かピークがあり、その都度、乱数表カード、リスクレベル認証、資金移動発生の都度メールで通知など新たな強化策が考えられ、導入が行われてきた。しかしながらどの対策も、特効薬にはならなかったということだ。
《2次元殺法コンビ》

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