主要Sandbox製品使用実感 第1回「製品分類と検証方法」 | ScanNetSecurity[国内最大級のサイバーセキュリティ専門ポータルサイト]
2017.09.25(月)

主要Sandbox製品使用実感 第1回「製品分類と検証方法」

特集 特集

●今回の連載について

本連載では、去る2012年11月28日に開催された第二回ScanNetSecurity勉強会「マルウェア分析、サンドボックス製品でできること/できないこと」の講演内容の要旨を、4回に渡って掲載してゆきます。限られた誌面なのですべてをお伝えすることはできませんが、講演後の最新動向にも可能な範囲で触れますので、勉強会に来場された方もご期待ください。

ScanNetSecurity勉強会レポート:サンドボックス製品使用実感比較
http://scan.netsecurity.ne.jp/article/2012/12/27/30713.html

●サンドボックス製品の動作イメージ

サンドボックス製品には様々な実装がありますが、ここではFireEye社のWebMPSの動作イメージを簡単にご紹介します。WebMPSはサンドボックス解析に特化したアプライアンスであり、IPSのようにインラインに設置することも、IDSのようにスイッチのミラーポート経由でパケットを取り込むように設置することもできます。

WebMPSはまず、監視ポートに流れ込んできたパケットの中に解析対象となる形式のファイル(以下検体という)が含まれているかどうかをチェックします。検体を発見したら、内蔵されている複数のサンドボックスの中から最適なものを選択・起動し、その上で検体を実行します。

WebMPSは実行された検体がマルウェア特有の挙動(例 : OS開始時に自身を自動起動するようにレジストリを改変する)を取るかどうかをサンドボックスの外側から観察し、一定の基準に従ってマルウェアか否かを判断します。

マルウェアと判断された検体はFireEye社のクラウドにアップロードされ、同社がその検体に対応するシグネチャを作成します。当該検体が外部のC&Cサーバと通信する場合、その通信を検知するシグネチャも作成されます。

シグネチャは世界中のWebMPSに配信され、以降はその検体、およびその検体が行うC&Cサーバとの通信をWebMPSで検知・ブロックできるようになります。”サンドボックス製品はシグネチャを利用しない”とよく言われますが、ブロック機能を持つ製品はまず間違いなく何らかの形でシグネチャを利用しています。これは、サンドボックスを利用して任意の検体を解析するには分単位の時間がかかるため、解析結果をシグネチャ化しない限りリアルタイムでのブロックが実現できないためです。
《ScanNetSecurity》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定特集をもっと見る

Scan BASIC 会員限定記事

もっと見る

Scan BASIC 会員限定記事特集をもっと見る

[Web小説] サイバー探偵 工藤伸治の事件簿サーガ (シーズン 1~6 第1話)

もっと見る

[Web小説] サイバー探偵 工藤伸治の事件簿サーガ (シーズン 1~6 第1話)特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

特集 カテゴリの人気記事 MONTHLY ランキング

  1. マンガで実感 !! サイバーセキュリティ 第1話「静かなる目撃者」

    マンガで実感 !! サイバーセキュリティ 第1話「静かなる目撃者」

  2. Heart of Darknet - インターネット闇の奥 第2回「五十兆円『市場』」

    Heart of Darknet - インターネット闇の奥 第2回「五十兆円『市場』」

  3. 工藤伸治のセキュリティ事件簿 シーズン 7 「アリバイの通信密室」 第1回 「プロローグ:身代金再び」

    工藤伸治のセキュリティ事件簿 シーズン 7 「アリバイの通信密室」 第1回 「プロローグ:身代金再び」

  4. クラウドセキュリティ認証「ISO 27017」「ISO 27018」の違いとは? ~クラウドのよさを活かす認証コンサル LRM 社 幸松 哲也 社長に聞く

  5. 工藤伸治のセキュリティ事件簿 シーズン6 「誤算」 第1回「プロローグ:七月十日 夕方 犯人」

  6. ISMS認証とは何か■第1回■

  7. 工藤伸治のセキュリティ事件簿 シーズン 7 「アリバイの通信密室」 第2回 「二重帳簿」

  8. ここが変だよ日本のセキュリティ 第29回「大事な人。忘れちゃダメな人。忘れたくなかった人。誰、誰……君の名前は……セキュリティ人材!」

  9. Man in the Browser と Man in the Middle 攻撃(CA Security Reminder)

  10. [セキュリティ ホットトピック] 起動領域を破壊し PC を完全にロックするランサムウェア「Petya亜種」

全カテゴリランキング

特集

★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★
<b>★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★</b>

経営課題としてサイバーセキュリティに取り組む情報システム部門や、研究・開発・経営企画に携わる方へ向けた、創刊19年のセキュリティ情報サービス Scan PREMIUM を、貴社の事業リスク低減のためにご活用ください。

×