三菱電機株式会社は4月25日、ワーム型ウイルスの攻撃を早期に検知する技術を開発、同技術の効果を検証する実用化試験を三菱電機情報ネットワーク株式会社と共同で実施すると発表した。既知のワーム型ウイルスなどの攻撃はファイアウォールなどのセキュリティ対策により即座に防御されるが、未知のワーム型ウイルスは被害が顕在化して初めて認知されるため、有効な対策がとられるまでの間に被害が拡大してしまうのが現状となっている。そこで同社は、特異値分解を用いて大量のデータから相関関係やパターンなどを探し出す独自技術をベースに、ネットワークに対するアクセス数と通信状況の変化から、攻撃による被害の予兆を検知するアルゴリズムを開発した。リアルタイムで高速処理するため処理時間が短く、ウイルスを早期に検知できる。http://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2006/0425.htm