千寿製薬株式会社は5月11日、医療関係者を含む個人情報が一部「Winny」を介してインターネット上に流出していることが発覚したと発表した。流出したデータには、業務関連情報として医療関係者24名の氏名、施設名、施設住所、自宅住所、および取引先企業関係者4名の氏名、会社名および会社住所などが含まれており、また従業員関連情報として社員25名(退職者3名を含む)の給与・賞与データ、および退職者を含む社員1,315名の氏名および連絡先など(氏名(カタカナ)、住所、納税額、金融機関のコード番号など)が含まれていた。原因は、同社社員が同社サーバ内に保管されている一部データを、社内規定で禁止されているインターネットメールを使用し、自宅にある個人所有のPCに転送したため。このPCがウイルス感染しており、インストールされていた「Winny」により、ハードディスク内のデータがネットワーク上に流出した。千寿製薬:「Winny」を介した個人情報の一部流出についてhttp://www.senju.co.jp/japan/newproduct/pdf/20070511.pdf