情報処理振興事業協会セキュリティセンター(IPA/ISEC)は、2002年3月のコンピュータウイルス届出状況を発表した。同報告書によると、3月度の届出件数は1460件で、前月の1439件と同水準であったが、実害率は2月の8.8%から3月は10.5%と若干上昇したとのこと。3月の届出上位3種は、W32/Badtrans、W32/Klez、W32/Fboundであり、これらはすべて亜種である。3月に発見された W32/Fboundウイルスには、212件もの届出が報告された。このウイルスは、日本語件名を使用する初めてのウイルスで、知り合いから来た添付ファイルを実行し、感染するケースが多発。実害率は26.4%にも上っている。http://www.ipa.go.jp/security/txt/2002_04outline.html