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2018.01.22(月)

イラクでのインターネット アクセスは厳しい問題

国際 海外情報

概要:
 オンライン人口がグローバルに急増しているが、イラク国民のインターネットへの個人アクセスは、いまだに計画通りには進行していない。バグダッドでは、現在政府が供給しているインターネット カフェが約5軒あるが、政府によって制限されたウェブサイトにしかアクセスできないようになっている。このため、多くのウェブサイトが閲覧不可能な上、接続速度も非常に遅いという。

 イラクでは、個人用モデムと衛星放送の受信は禁止されており、ファックス受信機を設置するだけでも特別許可が必要というありさま。ローカルのニュースメディアは州政府の傘下にあるため、放送内容が政府の標準規制に準拠しているかどうかチェックするために役人が立ち会うのが普通だという。イラクの国別ドメイン名は.iq。

 中東諸国の中で、2200万人の人口を抱えるイラクはインターネットコミュニティに参加する最後の国、または最後の国々の1つだと、TeleGeography社のAlan Mauldin氏は語る。TeleGeography社はワシントンに本社を置くインターネットとテレコミュニケーションのコンサルティング会社。

 イラクは、インターネットの国外へのアクセス帯域幅が非常に小さく、10 mbps 以下。現在アラブ諸国で最も遅いのはシリアで、4.3 mbps と推測されているが、イラクはそれよりも遅い可能性さえある。それに比べて、近隣のヨルダンでは約 75 mbps ある。

情報ソース:
TeleGeography Inc. Dec.17, 2001
http://www.telegeography.com/About/about.html
CNN Dec. 15, 2001
http://www.cnn.com/2001/TECH/internet/12/15/iraq.internet.ap/index.html

分析:
(iDEFENSE 米国) インターネットを仕事のリサーチなどに使用する極小数のイラク国民は、政府の監視の目が光る中でウェブを検索しつつ、仕事には何の恩恵ももたらしそうにない限られたウェブサイトだけを閲覧して、落胆している。
 イラク政府役人の多くが通信網設備の遅れは湾岸戦争と欧米諸国による制裁に責任があると主張しているが、実際のところ、モデムの使用さえも許可されない状況が示しているのは、インターネットを通じて現在の世界状況をイラク国民に知られたくない政府の姿勢が問題だと言えよう。

 つまり、イラク政府の指導者が交代しない限り、政府の厳しい規制と取り締まりは続くと見られ、その結果近隣のアラブ諸国や欧米諸国とのデジタルデバイドはますます大きくなるばかりだ。


(詳しくはScan Daily EXpress本誌をご覧下さい)
http://vagabond.co.jp/vv/m-sdex.htm

※この情報はiDEFENSE社( http://www.idefense.co.jp/ )より提供いただいております。情報の内容は以下の時点におけるものです
【14:38 GMT、12、18、2001】

《ScanNetSecurity》

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