コロナ禍なのにあえてドイツに行ってみた <計画編> | ScanNetSecurity
2023.02.09(木)

コロナ禍なのにあえてドイツに行ってみた <計画編>

ことの発端は、ひょっとすると秋ごろには海外取材が再開できるのでは? と思ったことだ。

特集
コロナ禍なのにあえてドイツに行ってみた<計画編>
  • コロナ禍なのにあえてドイツに行ってみた<計画編>
  • 日本政府指定の陰性証明書書式
  • 日本のワクチン接種証明書とPCR検査陰性証明書(海外渡航用)
  • 航空券を手配すると、経由地や目的地政府の問診票(Questionaire)URLが送られてくる。それに答え、QRコードをもらう。イミグレーションやチェックインカウンターで提示を求められることがある
  • 飛行機で配布されるハイジーンキットの中身
  • ミュンヘン空港のPCRテストセンター
  • 検査結果の引換券
  • ミュンヘン空港のPCRセンターで発行される陰性証明だが、航空会社が日本政府が見本とするフォーマット(英語併記)でないと受け付けてくれない
 ことの発端は、ひょっとすると秋ごろには海外取材が再開できるのでは? と思ったことだ。

 というのは、防衛省による大規模接種が始まったとき、ちょうど届いたワクチン接種券で申し込んだところすんなり予約ができた。7 月には 2 回め接種が終わる予定で、政府によるワクチン証明書発行もニュースになっていた。

 例年であれば 8 月は Blackhat USA を取材していたが、2020 年、2021 年はオンラインでの参加を余儀なくされた。今年 2021 年は対面とのハイブリッド開催だったが、一般的にワクチン接種の証明書が有効とされるのは 2 回め接種から 2 週間後なので、これはパス。9 月以降でと考えたところドイツ(ミュンヘン)のモーターショーが対面開催を決定したことを知る。筆者の専門はネットワークおよびセキュリティ技術だが、以前からカーエレクトロニクスや CASE 車両の取材も行っている。海外モーターショーも何度か取材している。試しにプレス登録をしたら普通に取材許可が降りた。証明書も 8 月中には送られてくることも確認した。

 ならば、というわけでモーターショー取材を決定。ちょうど帰国するころ、国内では海外帰国者の隔離期間を 14 日から 10 日に短縮、ワクチン接種者は免除、という動きが報じられている。今後、日本から海外出張を考える企業、ビジネスマンも多いだろう。日本からドイツへの渡航に必要な書類、手続き、現地の様子などを <計画編> <実施編> の 2 回に分けて解説・紹介する。計画編では主に準備段階の情報収集に基づく、必要書類や手続きについてまとめる。<実施編> では、書類準備や事前の PCR 検査から帰国再入国までを実際の体験をベースにレポートする。

 ただし、パンデミック関連の情報や規制は日々変化している。本稿は、あくまで筆者が 2021 年 9 月 8 日から 15 日の間にドイツ渡航した場合の情報をベースとしている。すべての情報、手続きがどの国の出張や空港であてはまるとは限らない。

●渡航前に考えることと必要な書類と手続き

 最初は「ワクチン 2 回接種証明書」があれば海外出張は可能、という漠然とした情報から実際どうなのかダメもとで調べてみようというのが始まりだ。さすがに、証明書だけあれば気軽に行けるというものでもない。外務省や厚労省のホームページを調べ、問い合わせを行った。現地の入出国の情報も必要なので、ドイツ大使館にも問い合わせを何度も行った。旅行代理店も調査対象とした。一部がコロナ禍海外出張の手続代行などすでにビジネスとして展開していたからだ。

 コロナ禍の海外渡航で考えなければならないポイントは以下に整理することができる。

1:出国前に必要な準備・検査
2:飛行機への搭乗手続き
3:出国手続き
4:現地入国手続き
5:現地滞在での注意
6:現地飛行機への搭乗手続き
7:現地出国手続き
8:検疫
9:日本再入国の手続き
10:自主隔離
《中尾 真二( Shinji Nakao )》

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