独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は4月7日、Javaで実装された複数のAction Message Format(AMF3)ライブラリに複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。以下のシステムが本脆弱性の影響を受ける。Atlassian JIRA 4.2.4 から 6.3.0 より前のバージョンまでFlamingo amf-serializer by Exadel 2.2.0GraniteDS 3.1.1.GAPivotal/Spring spring-flexWebORB for Java by Midnight Coders 5.1.1.0Flex BlazeDS 4.6.0.23207 および 4.7.2これらのシステムには、信頼できないデータのデシリアライズ、動的に操作されるコードリソースの不適切な制御、XML外部実体参照(XXE)の脆弱性が存在する。これらの脆弱性が悪用されると、細工されたシリアライズデータに対してデシリアライズ処理を行うことで、任意のコードを実行される可能性がある。JVNでは、製品ユーザに対しては製品のアップデートを、製品開発者に対しては最新のSDKの使用および信用できないデータのデシリアライズ処理への注意を呼びかけている。