独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は4月8日、トレンドマイクロ製企業向けエンドポイントセキュリティ製品における複数の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。影響を受けるシステムは以下の通り。
・CVE-2025-30678、CVE-2025-30679
Trend Micro Apex Central 2019 ビルド番号:6955.00より前
・CVE-2025-30680
Trend Micro Apex Central(SaaS)2025年3月のメンテナンスより前
・CVE-2025-30640、CVE-2025-30641、CVE-2025-30642
Deep Security Agent(Windows版)20.0 ビルド番号:20.0.1-25770より前
トレンドマイクロ製企業向けエンドポイントセキュリティ製品には、それぞれ下記の影響を受ける可能性がある複数の脆弱性する。
・Trend Micro Apex Central 2019
modTMSMコンポーネントにおけるサーバサイドリクエストフォージェリによる情報漏えい(CVE-2025-30678)
modOSCEコンポーネントにおけるサーバサイドリクエストフォージェリによる情報漏えい(CVE-2025-30679)
・Trend Micro Apex Central(SaaS)
サーバサイドリクエストフォージェリによる情報漏えい(CVE-2025-30680)
・Deep Security Agent(Windows版)20.0
リンク解釈の問題によるローカル権限昇格(CVE-2025-30640)
不正プログラム対策機能部分におけるリンク解釈の問題によるローカル権限昇格(CVE-2025-30641)
リンク解釈の問題によるサービス運用妨害(DoS)(CVE-2025-30642)
トレンドマイクロ株式会社ではアップデートを公開しており、JVNでは同社が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。