独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は11月11日、OpenSSL Projectが提供する「OpenSSL」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。これは、OpenSSLがセキュリティアドバイザリを公開したことを受けたもの。今回、「OpenSSL Security Advisory [10 Nov 2016]」により公開された新バージョンは、OpenSSL 1.1.0cで、1.0.2のアップデートはリリースされていない。バージョンアップによって、OpenSSL 1.1.0c未満に存在するヒープオーバーフロー(CVE-2016-7054:重要度「高」)、NULLポインタ参照(CVE-2016-7053:重要度「中」)、モンゴメリ乗算処理の誤り(CVE-2016-7055:重要度「低」)に対応した。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。
暗号ライブラリ LibreSSL は、OpenBSD から Linux、OS X、その他に幅広く対応~大掃除した OpenSSL のフォーク、最初のクロスプラットフォーム版をリリース(The Register)2014.7.24 Thu 8:30