独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は3月25日、AssetViewにおける複数の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。株式会社ベリサーブの近藤隆雄氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。
・AssetView Ver 13.2.4.3408 (13.2.4O)より前のバージョン
・AssetView CLOUD
Ver 13.2.4.3408 (13.2.4O)より前のバージョン
Ver 13.3.4.3004 (13.3.4K)より前のバージョン
株式会社ハンモックが提供するAssetViewには、下記の影響を受ける可能性がある複数の脆弱性が存在する。
・重要な機能に対する認証の欠如(CVE-2025-25060)
→サーバ内のファイルが漏えいしたり、ファイルを削除されたりする
・開発者への送信データからの機微な情報の取得(CVE-2025-27244)
→当該製品と開発者間の通信を読み取ることのできる攻撃者によって、中間者攻撃(man-in-the-middle attack)が行われ、機微な情報が取得される
JVNでは、下記の対策を呼びかけている。
・AssetView:
開発者が提供する情報をもとに最新バージョンにアップデート
※AssetView Ver 13.2.0より前のバージョンを使用している場合は、開発者のサポートグループに問い合わせ
・AssetView CLOUD:
開発者のサポートグループに問い合わせ