業務委託先が内容確認を十分に行わず ~ 瀬尾記念慶友病院ホームページに患者の個人情報を誤って掲載 | ScanNetSecurity
2025.04.02(水)

業務委託先が内容確認を十分に行わず ~ 瀬尾記念慶友病院ホームページに患者の個人情報を誤って掲載

 医療法人桂名会は3月18日、瀬尾記念慶友病院のホームページでの個人情報漏えいについて発表した。

インシデント・事故
トップページ
  • トップページ
  • リリース(個人情報漏えいに関するお詫びとご報告)
  • リリース(再発防止策)

 医療法人桂名会は3月18日、瀬尾記念慶友病院のホームページでの個人情報漏えいについて発表した。

 これは2月27日午前1時47分から3月10日午後7時26分までの間、同院のホームページに手術実績件数データをPDFファイルで掲載すべきところ、誤って患者の個人情報や病名等を含む情報を掲載し、閲覧できる状態になっていたというもの。

 同法人ではホームページへの情報掲載作業を業務委託先に委託しており、通常は病院担当者及び業務委託先確認者による2名での手続きを経て掲載データの確認を行っていたが、今回は病院担当者側から送付された一次情報を、業務委託先確認者側が内容確認を十分に行わずに、個人情報が含まれたままの資料を掲載したことが原因。

 漏えいした可能性があるのは、2024年1月4日から8月6日までの期間に同院で手術を受けた患者の漢字氏名、性別、年齢、病名、手術術式、麻酔種別、手術日等を含む個人情報114件(106名分)

 同院では3月10日午後7時21分に、担当者が誤ったファイルを掲載していることに気づき、午後7時26分に当該データを削除している。

 同院では役職員に対し、個人情報の重要性と厳格な管理を改めて周知するとともに、対外的に公表するデータ作成時の確認作業を徹底させ再発防止に努めるとのこと。

《ScanNetSecurity》

関連記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 永世名誉編集長 りく)

×