独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は12月7日、Lenovoが提供するサポートソフト「Lenovo Solution Center」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは9.8。現時点で対策方法は公開されていない。「Lenovo Solution Center」には、重要な情報に対するアクセス権の不適切な割り当て、ディレクトリトラバーサル、クロスサイトリクエストフォージェリの脆弱性が存在する。これらの脆弱性が悪用されると、同ソフトを起動したユーザに細工されたHTMLドキュメントを閲覧させることで、攻撃者は、SYSTEM 権限で任意のコードを実行することが可能となる。また、システムにログイン可能なユーザ自身が SYSTEM 権限で任意のコードを実行することも可能となる。JVNでは、「実行中の Lenovo Solution Center を終了する」「Lenovo Solution Center をアンインストールする」ことで、本脆弱性の影響を軽減できるとしている。