独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は11月27日、Zoho Corporationが提供するファイアウォールやプロキシサーバのログ解析や設定管理を行うためのソフトウェア「ManageEngine Firewall Analyzer」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSSによる最大Base Scoreは5.0。「ManageEngine Firewall Analyzer 8.0 より前のバージョン」には、ディレクトリトラバーサルの脆弱性(CVE-2015-7780)およびアクセス制限不備の脆弱性(CVE-2015-7781)が存在する。これらの脆弱性が悪用されると、当該製品にログイン可能なユーザによって、サーバ上の任意のファイルを取得されたり、第三者によって、当該製品のサーバログを取得される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。