独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は11月26日、デル製のPCやタブレットにインストールされる遠隔サポート用のコンポーネント「Dell Foundation Services(DFS)」および、ユーザ権限で Dell のサポートサイトと連携して動作するアプリケーション「Dell System Detect(DSD)」が原因で機密情報が漏えいする可能性があると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSSによる最大Base Scoreは9.4。「DFS」および「DSD」は、ルート証明書と秘密鍵をインストールする。攻撃syは信頼された証明書を作成することで、これらがインストールされたWindows PCやタブレットなどでユーザになりすましたり、中間者(man-in-the-middle)攻撃により、通信内容を解読したりすることが可能となる。結果として、機密情報が漏えいする可能性がある。対策方法として、Windowsの証明書MMCスナップイン(certmgr.msc)を使用して証明書を「信頼されていない証明書」に移動することを勧めている。