日本ユニシス株式会社は9月8日、「次世代オープン勘定系システム『BankVision』」にマイナンバー制度対応に向けた追加機能を開発、同システムを利用する金融機関に対し提供を開始すると発表した。追加機能は、マイナンバーに関して内閣府外局の特定個人情報保護委員会が定めた「特定個人情報の適正な取扱いに関するガイドライン(事業者編)」に準じて、番号を暗号化する機能や、番号を使用する端末を厳格に管理する機能などを用意する。また、法人番号の登録機能についても提供する。同社では、地域金融機関向けのユーザ会や研究会も企画運営しており、今年度は「BankVision」利用行向けの、マイナンバー制度対応分科会も開催した。マイナンバー制度については、2018年からの預金口座適用への対応が予定され、また2019年を目処に民間を含む利用範囲の拡大も検討されている。同社では、研究会の活動をより活性化させるとともに、関連する金融機関向けソリューションの企画・展開にも取り組んでいく予定としている。