独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は9月4日、Mediabridgeが提供する無線LANルータ「Medialink Wireless-N Broadband Router」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSSによる最大Base Scoreは6.8。現時点では、対策方法は不明。「Medialink Wireless-N Broadband Router MWN-WAPR300N ファームウェアバージョン 5.07.50」には、証明書やパスワード管理の脆弱性(CVE-2015-5994)、セキュリティに関する決定において、検証や整合性確認をせずにCookieを信頼する脆弱性(CVE-2015-5995)、クロスサイトリクエストフォージェリの脆弱性(CVE-2015-5996)が存在する。これらの脆弱性が悪用されると、リモートの攻撃者によって、当該製品にログインしているユーザが意図しない操作をさせられる可能性がある。また、LANにアクセス可能な攻撃者によって、認証を回避してデバイスを直接操作される可能性がある。JVNでは、アクセスを制限し強固なパスワードを使用することで、本脆弱性の影響を軽減することが可能としている。