独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は9月6日、Apache Software Foundationが提供する、JavaのWebアプリケーションを作成するためのソフトウェアフレームワーク「Apache Struts」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSSによる最大Base Scoreは4.3。「Apache Struts 2.3.20 より前のバージョン」には、devModeが有効になっている場合、あるいはJSPファイルに対し直接アクセスが可能な場合に、クロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性(CVE-2015-5169、CVE-2015-2992)が存在する。これらの脆弱性が悪用されると、ユーザのWebブラウザ上で任意のスクリプトを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。