独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は9月2日、Seagateが提供する無線LAN対応ストレージドライブ「Seagate 36C wireless hard-drive」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSSによる最大Base Scoreは9.0。「Seagate ファームウェアバージョン 2.2.0.005 および 2.3.0.014(2014年10月リリース)」には、認証情報(パスワード)がハードコードされている脆弱性(CVE-2015-2874)、リクエストの直接送信(Forced Browsing)の脆弱性(CVE-2015-2875)、危険なタイプのファイルの無制限アップロード(CVE-2015-2876)が存在する。これらの脆弱性が悪用されると、リモートの攻撃者によって、当該製品上の任意のファイルにアクセスされたり、root権限で操作される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとにファームウェアをアップデートするよう呼びかけている。