独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は8月21日、Dedicated Microsが提供するデジタルビデオレコーダ製品に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSSによる最大Base Scoreは10.0。現時点では対策方法は不明。Dedicated Microsの「DV-IP Express」「SD Advanced」「SD」「EcoSense」「DS2」は、デフォルト設定では通信内容を暗号化しないプロトコルである HTTP、Telnet、FTPを用いており、またデフォルト設定ではユーザ認証を要求しない問題(CVE-2015-2909)が存在する。これらの問題が悪用されると、リモートの攻撃者によって、センシティブなデータを閲覧されたり操作される可能性や、セキュアな設定を行っていないデバイスは完全に制御を奪われる可能性がある。JVNではワークアラウンドとして、セキュアなプロトコルを使用すること、またパスワードによるユーザ認証を有効にすることを呼びかけている。