独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は8月18日、株式会社アイ・オー・データ機器が提供する有線LANルータ「NP-BBRM」および無線LANルータ「WN-G54/R2」に、UPnPに関する脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSSによる最大Base Scoreは5.0。「NP-BBRM」および「WN-G54/R2 ファームウェア Ver.1.03 より前のバージョン」には、UPnPに関する脆弱性(CVE-2015-2984)が存在する。この脆弱性が悪用されると、当該製品がSSDPリフレクター攻撃の踏み台にされ、DDoS攻撃に加担してしまう可能性がある。JVNでは対策方法として、「NP-BBRMを使用しない」「WN-G54/R2のファームウェアをアップデートする」ことを呼びかけている。