フィッシング対策協議会は2月8日、2月5日にオンラインで開催した「第1回フィッシング対策勉強会」の講演資料を公開した。1つ目の資料は、同協議会のSTC普及啓発WG主査/協議会運営委員の林憲明氏によるWeb担当者向けの「セキュリティが破られたときに何をすべきか」で、Webサイト管理者が改ざん被害に遭遇したときに速やかに対応すべき3つのポイントとして、「犯罪者の動機を評価」「信頼回復の情報公開」「防衛支援の敵対的指向」を挙げ、それぞれについて解説している。2つ目の資料は、Splunk Services Japan 合同会社 セールスエンジニアリング本部 シニアセールスエンジニアの横田聡氏による「ログ分析を活用したWebサイトセキュリティリスクへの備え」で、Webサービスを取り巻くセキュリティリスクとして「不正ログイン」を取り上げ、リスト型攻撃の脅威と不正ログイン発見の困難さを解説、対策としてSplunkを使用したFraud(詐欺行為、不正手段)監視のポイントをデモも交えて紹介している。3つ目の資料は、株式会社日本レジストリサービス 技術広報担当の森下泰宏氏による「サブドメインテイクオーバーの概要とその防止策」で、DNSの運用ミスにつけこみ、使い終わったサブドメインを標的とする「サブドメインテイクオーバー」の概要について、アクセスを奪取する手法の例や被害状況と防止策を解説している。