株式会社筑波銀行は3月12日、金融機関を騙る自動音声ガイダンスによる詐欺への注意喚起を発表した。
同行によると、銀行員を騙る自動音声ガイダンス・電話により情報を盗み取るフィッシング詐欺が全国的に急増しているという。
具体的手口は下記の通り。
1.犯人が銀行担当者(金融機関)を騙り、被害者(企業)に自動音声ガイダンス・電話により、メールアドレスを聞き出す。
2.犯人がフィッシングメールを送信し、電話で指示しながら、被害者をフィッシングサイトに誘導。その後、インターネットバンキングのアカウント情報等を入力させて、盗み取る。
3.フィッシングサイトに入力させたアカウント情報等を使って、犯人が法人口座から資産を不正に送金する。
なお、同行では、自動音声電話やショートメール・メール等で顧客の情報を尋ねることはなく、被害にあわないために、下記の徹底を呼びかけている。
・知らない電話番号からの着信は信用しない
・銀行担当者を騙る者から連絡があった場合は、一旦折り返しにして、実在する者かを確認する
・インターネットバンキングにログインする場合は銀行公式サイトからアクセスし、メールの中のリンクからアクセスしない