株式会社エルテスは6月11日、「新型コロナウイルスに関する不確かな情報の追跡調査」により見えてきた不確かな情報拡散の特性について、「情報の変質」と「広がりやすさ」の観点から解説を発表した。新型コロナウイルスの感染拡大は、ウイルスの感染拡大という恐怖だけでなく、インフォデミック(誤った情報やフェイクニュースの流布拡散)が多くの人々に不安や恐怖を与えた。情報拡散はメリットである反面、誤って拡散した不確かな情報が誤った判断や行動を促してしまうこともあるため、今回の取り組みを行ったとしている。「不確かな情報」は、特定非営利活動法人ファクトチェック・イニシアティブ(FIJ)のチェック済み情報まとめより選定した。具体的には次のもので、同社が開発した独自のツールによって情報を収集している。・新型コロナウイルスは、エイズウイルスが挿入され、人工的に作られた・お湯が新型コロナウイルスに効果的・ビタミンDが新型コロナウイルスに効果的・紅茶・緑茶が新型コロナウイルスの予防に効果的・政府配布の布マスク製造を山口県の企業が受注・新型コロナウイルスの再感染は、致死的である・五輪延期決定と新型コロナウイルス検査数・深く息を吸って10秒我慢出来れば、新型コロナウイルスの感染の可能性は低い情報を分析した結果、一度広がった不確かな情報が、メディアのファクトチェック記事などによって鎮静化した後に、再び別の場所(メディア等)でも拡散される例が散見された。多様化するデジタル空間の中において、一度ファクトチェックを実施しただけではデマ情報は是正されず、再燃する可能性がある。不確かな情報を追跡すると、同質の情報がさまざまなバリエーションに展開していることが分かった。また、他者の投稿を引用し、フレーズを切り取って再構成する際に投稿者のバイアスがかけられ変質したと思われる投稿も散見された。同社では変質の要因として「書き方と読解力」「バイアスによる情報の切り貼り」「伝達過程での変化」を挙げている。
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