一般社団法人全国銀行協会(全銀協)は6月6日、盗難通帳、インターネット・バンキング、盗難・偽造キャッシュカードによる預金等の不正払戻し件数・金額等に関するアンケート結果および口座不正利用に関するアンケート結果について発表した。この調査は同協会の正会員・準会員・特例会員(192行)を対象に実施したアンケート調査で、2019年3月末時点における「盗難通帳による預金等の不正払戻し」、「インターネット・バンキングによる預金等の不正払戻し」、「盗難キャッシュカードによる預金等の不正払戻し」、「偽造キャッシュカードによる預金等の不正払戻し」および「口座不正利用」について結果をまとめている。このうち「インターネット・バンキングによる預金等の不正払戻し」では、2019年1月~3月の個人顧客の不正払戻件数は101件(前四半期は26件)、金額は2億1,400万円(同、2.600万円)、法人顧客では1件(同4件)、300万円(同400万円)となっており、個人における被害が急増した。