ジュニパーネットワークス株式会社は1月11日、2019年のITトレンド予測を発表した。「サービスプロバイダ編」「セキュリティ編」「クラウド編」の3つのカテゴリで予測を行っている。セキュリティ編では、「スキルスクワッティング(不法占拠)の到来」「5Gで脅威の侵入がより速く簡単に」「マルウェアは高速、強力、そしてインテリジェントに」「プライバシー規則の変更が引き続き課題に」「クリプトジャッキングが10倍に増加」の5つを挙げている。スキルスクワッティング(skill squatting)とは、スマートスピーカーに声でスキルを実行させる際に、コマンドの実行前にステートメントをリダイレクトする、新たな脅威。これにより、Wi-Fi情報、ホームネットワーク、パスワードが窃取される可能性がある。2019年に導入が開始される5G接続では、5Gに接続するあらゆるデバイスが攻撃者の標的となる可能性がある。マルウェアは、人工知能(AI)と機械学習(ML)が使われ、攻撃者はさらに巧妙でより個人をターゲットにした攻撃を実行する。プライバシー規則については、2019年には、ePrivacy Regulationなどの新規則が具体化し始め、さらに幅広い地域で独自のデータプライバシー法の導入が検討される。プライバシーの保護は引き続き大きな関心事となり、グローバル経済にも影響を与えるとしている。クリプトジャッキングは、モネロやイーサリアムの価格と相関して流行し、正規のWebサイトも利用されるとしている。
Adobe Flash Player において Use-After-Free の脆弱性により遠隔から任意のコードが実行されてしまう脆弱性(Scan Tech Report)2019.1.10 Thu 8:30