ジュニパーネットワークス株式会社は7月6日、米ジュニパーネットワークス社によるセキュリティ自動化に関する調査「The Challenge of Building the Right Security Automation Architecture」の結果を発表した。サイバー攻撃者が規制やコンプライアンスをかいぐぐりながら攻撃を自動化し続けている一方、企業はセキュリティ部門の人材不足、手動によるプロセス、異種のシステムや複雑なポリシー管理といった課題を抱え、対応が追いついていない状況にあることが明らかになっている。調査結果によると、セキュリティ自動化がもたらすメリットには、「セキュリティ担当者の生産性向上(64%)」、「脅威のふるまいの相関分析を自動化し大量の脅威に対処(60%)」が多く挙げられました。また、回答者の54%が、このような自動化技術はサイバー脅威および脆弱性を検知、対処するプロセスを簡素化すると回答した。しかし、回答者の71%は「企業が効果的なセキュリティ自動化のアーキテクチャを実現するにあたり、異種混在のセキュリティテクノロジーの統合が主要な課題である」と認識していた。また、63%の回答者が「セキュリティ自動化の技術およびツールとレガシーシステムの統合は難しい」と答え、59%の回答者が「企業は利用するベンダの数を整理する必要がある」と考えていることがわかった。