株式会社シーディーネットワークス・ジャパン(CDNetworks)は10月11日、2018年第2四半期のDDoS攻撃の対応状況をまとめ、分析したセキュリティレポート「2018年第2四半期DDoS攻撃の動向と今後の見通し」を発表した。同レポートは、同社のDDoS防御対策サービス「クラウド・セキュリティ DDoS」の利用ユーザを対象に収集したDDoS攻撃パターンとトレンドを分析したもの。同四半期は、ターゲットサーバのリソースを枯渇させる「SYNフラッド」が前期から57.7%と大きく減少した一方で、ネットワーク帯域幅を枯渇させる「UDPフラッド」が138.6%、「増幅」が87%増加し、これに「ICMPフラッド」を加えた3つの攻撃で全体の71%を占めた。SYNフラッド減少の主な要因は、IoT(Mirai)およびモバイルボットネット(WireX)の活動が減少したためであり、これによりDDoS攻撃の全体数も減少している。レポートでは同四半期のDDoS攻撃の詳細な動向や、海外のセキュリティニュースなども掲載されている。