複数の住民基本台帳用 IC カードリーダライタに任意コード実行の脆弱性(JVN) | ScanNetSecurity
2024.04.26(金)

複数の住民基本台帳用 IC カードリーダライタに任意コード実行の脆弱性(JVN)

IPAおよびJPCERT/CCは、シャープが提供する複数の住民基本台帳用 IC カードリーダライタのドライバソフトインストーラおよび動作確認ツールに、DLL読み込みに関する脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性
独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は6月1日、シャープ株式会社が提供する複数の住民基本台帳用 IC カードリーダライタのドライバソフトインストーラおよび動作確認ツールに、DLL読み込みに関する脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3による最大Base Scoreは7.8。NTTコミュニケーションズ株式会社の東内裕二氏が報告を行った。

「RW-5100 ドライバソフトインストーラ Windows 8.1 用 バージョン 1.0.1.0(RW5100V1.0.1.0_win8.exe)」など(別表参照)には、DLLを読み込む際の検索パスに問題があり、同一ディレクトリに存在する特定のDLLを読み込んでしまう複数の脆弱性(CVE-2017-2189、CVE-2017-2190、CVE-2017-2191、CVE-2017-2192)が存在する。これらの脆弱性により、インストーラや動作確認ツールを実行している権限で任意のコードを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、最新のインストーラを使用するよう呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×