株式会社ミック経済研究所は4月25日、「情報セキュリティマネージド型・クラウド型サービス市場の現状と展望2017」を発刊したと発表した。価格は190,000円(税別)。これによると、2016年度の同市場は前年対比116.5%の838.1億円、2017年度も前年対比117.8%で987.3億円と高成長が続くと予測している。また、セキュリティ監視・運用サービスは市場の40%強を占め、大きく拡大している。この背景には、サイバー攻撃の多様化・高度化によってその検知、解析も非常に高度な専門性が必要とされること。そして新たな標的型攻撃対策アプライアンスサーバなど、次々と登場するセキュリティ機器はユーザー自社での運用が難しいといったニーズがあるとしている。さらに、Webアプリケーションの脆弱性を狙った攻撃やDDoS攻撃などが増加していることを受け、クラウド型WAFサービスの需要が年率60%増と、大きな成長を示している。参入ベンダも相次いでおり、今後も大きな成長が見込める市場であるとしている。