独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は12月14日、EPUBファイルが適切な形式になっているか検証するためのツール「EpubCheck」にXML外部実体参照(XXE)に関する脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは6.3。「EpubCheck 4.0.1」には、EPUB ファイル検証処理において XML データを解析する際、外部実体参照を適切に制限していない問題(CVE-2016-9487)が存在する。この問題(CVE-2016-7830)により、細工された EPUB ファイルを処理することで、リモートの攻撃者によって、システム上の任意のファイルにアクセスされたり、システムから任意のリクエストを送信されたりする可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。