独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は12月7日、三菱電機株式会社が提供するシーケンサ「MELSEC-Qシリーズ」のEthernetインタフェースモジュールに複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3による最大Base Scoreは8.6。なお、脆弱性を使用した攻撃コードが公開されている。MELSEC-Qシリーズの「QJ71E71-100 のすべてのバージョン」「QJ71E71-B5 のすべてのバージョン」「QJ71E71-B2 のすべてのバージョン」のEthernetインタフェースモジュールには、不完全または危険な暗号化アルゴリズムの使用(CVE-2016-8370)、および外部からの操作の制限不備(CVE-2016-8368)の脆弱性が存在する。これらの脆弱性によって、遠隔の第三者によってパスワードを取得されたりDoS攻撃を受けたりする可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートし、適切な送信元からの通信のみを許可するようにIPフィルタリング機能の設定を行うなどの対策方法を紹介している。
ハッカーがデモ用の油井で「破壊的惨事」を誘発~「つまらないほど簡単な」SCADA のエクスプロイト、液体装置のサイバーアルマゲドンは間近に起こりえると示唆(The Register)2013.8.16 Fri 8:30