チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ株式会社(チェック・ポイント)は11月18日、「チェック・ポイント・セキュリティ・レポート2016年版」および、同社主催の調査「エンドポイントにおける脆弱性攻撃:SANS 2016脅威環境調査(Exploits at the Endpoint:SANS 2016 Threat Landscape Study)」(2016年8月現在)を公表した。これらによると、企業を標的とした未知のマルウェアのダウンロード件数が、前年の1時間あたり106件から970件へと、9倍以上に急増していることが判明した。その主な原因は、従業員により4秒に1回のペースでダウンロードされる新たな未知のマルウェア。毎月、全体で1,200万近くの新種のマルウェアが発見されている。また、企業の従業員がデジタルメディアに費やす時間の60%はスマートフォンとタブレットによるものであることも判明している。その中で従業員の5人に1人が、モバイルマルウェアまたは悪意のあるWi-Fiネットワークを通じて、意図せずネットワーク侵害を引き起こす可能性があると指摘している。さらに、脅威の大半はエンドポイントが起点となっているという。