株式会社ミック経済研究所は10月24日、情報漏えい防止型セキュリティ市場を中心に捉えたマーケティングレポート「情報セキュリティソリューション市場の現状と将来展望2016【内部漏洩防止型ソリューション編】」を発刊したと発表した。同マーケティングレポートは、主要セキュリティ製品ベンダなど94社を調査し、各社のセキュリティソフトおよびアプライアンスサーバの出荷金額を捉え、情報セキュリティソリューション市場として、2014年度から2016年度、および2020年度までの中期予測を含めて集計・分析を行ったもの。今回調査した31用途別の総合計である内部漏えい防止型情報セキュリティソリューション市場は、2014年度が740億円強、2015年度が前年対比115.1%の850億円強、2016年度が同111.9%の950億円強と予測している。同市場は近年の大規模な情報漏えい事件の影響から、好調な伸びが続いている。特に、社員によるシステムの操作内容をすべて自動録画し監査などに活用する「システム証跡監査ツール」が非常に高い伸びを見せている。2015年度は前年対比123.4%の15.3億円、2016年度は同120.9%の18.5億円になると予想している。