独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は12月9日、Mobile Knowledgeが提供する、利用者がiOSやAndroidあるいはWebからリアルタイムにタクシーを予約したり、その管理が行えるアプリケーションフレームワーク「TaxiHail」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは7.3。「TaxiHail 3.1.26 より前のバージョン」には、不適切なデフォルトパーミッション 、およびセンシティブなデータを暗号化しない問題が存在する。これらの脆弱性が悪用されると、リモートの攻撃者によってユーザのプライベートな情報を取得されたり、アプリの通信内容を傍受される可能性がある。JVNでは、可能な限り早く、修正を行ったバージョンにアプリをアップデートすることを呼びかけている。