独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は5月15日、本田技研工業株式会社が提供するバイクライフサポートアプリ「Honda Moto LINC」にサーバ証明書の検証不備の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSSによる最大Base Scoreは4.0。「Honda Moto LINC 1.6.1 およびそれ以前」には、SSLサーバ証明書を適切に検証していない脆弱性(CVE-2015-2943)が存在する。この脆弱性が悪用されると、中間者攻撃(man-in-the-middle attack)による暗号通信の盗聴などが行なわれる可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。